愛する家族の一員であるワンコには、一日でも長く元気でいてほしいですよね☆
そのためには、どんなことに気を付けたらいいのか、どんな病気があるのか、認知症になったらどうしたらいいのか、いつまでも楽しく過ごせる愛犬のシニアライフのために気を付けたいことを紹介したいと思います。

ワンちゃんが1日でも長く元気に暮らせるために気をつけたいことを紹介するよ!
しっかりチェックしてワンちゃんの健康に役立ててあげよう!
シニア犬って何歳から?
一般的には7、8歳からシニアと呼ばれます。
ですが、小型犬と大型犬では老化の速度も違いますし、一概には言えませんね。
同じ8歳でも、超大型犬であるグレート・デーンと小型犬のチワワでは全然意味合いが違います。
8歳の犬を人間の年齢に換算すると、超大型犬は89歳、小型犬は50歳となり、39歳もの開きがあります。
もちろん個体差もあります。
愛犬の状態をよく見て、判断することも大事ですね。
シニアになったら気を付けること
食事
シニアになると若いころよりも必要とする栄養が変わってきます。
消費カロリーも違いますので、若いころの食生活を続けていると、肥満体型になり、弱った足腰に負担をかけてしまうことになります。
シニア犬になると顎の力が衰えてきて、カリカリフードは食べにくくなる子がいます。
また、嗅覚が衰えると食欲不振になりかねません。
それらを防ぐためにもぬるま湯でふやかす方法があります。
我が家の13歳のラブラドールは、カリカリフードだけだとむせこみがあるので、水を飲みたがらないということもあって、水分補給の意味合いも含めて水を入れています。
カリカリフードをふやかして与える場合の注意点として、歯垢が付きやすくなるので歯磨きをまめにする必要があります。
また、サプリメントやふりかけなどトッピングを追加するのも効果的です。
手作りフードを工夫するのもいいでしょう。
歩行
シニアになると足腰が弱ってきますので、フローリングは厳禁です。
フローリングのお部屋で飼育している場合は、カーペットを敷くなどするといいでしょう。
特にジョイント式のカーペットなら、汚れた部分だけ交換できますので、経済的です。
また、ふらつきが出てくると家具や柱にぶつかることがあるので、ぶつかる可能性のある場所には赤ちゃんなどに使う保護材を巻くのをお勧めします。
滑らないように肉球のケアや爪切り、パッドの毛のカットも重要です。
私の13歳のラブラドールは、一度立てなくなりましたが、鍼灸治療をすることにより見違えるように回復しました。
近場にこういった治療院があるようでしたら、利用するのもいいと思います。
シャンプー
シニアになると皮膚も弱くなってきます。
低刺激性のシャンプーを使いましょう。
また、年老いた犬にシャンプーは負担の大きいものです、準備はしっかりとして置いて、なるべく早くシャンプーを終わらせ、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。
ドライヤーの苦手な犬は、ドライヤーのストレスでショックを起こす可能性がありますので、タオルドライでしっかり乾かし、ドライヤーも最短時間で済むようにしてあげるといいですね。
寝たきりの犬をシャンプーするのは大変ですよね。
その場合は、温タオルで体を拭くだけでも血流促進の効果があります。
失禁などで汚れてしまった場合は、部分浴という方法があります。
小型犬であれば、洗面所などでも大丈夫ですが、中・大型犬の場合は大変ですね。
老犬の負担にならないようにすのこなどに犬を乗せ、二人がかりで浴室へ運んでください。
バスタオルなどを丸めてすのこの下に置き、頭側を高くして、お尻だけにお湯をかけて部分浴をするといいかと思います。
最近では、水のいらないシャンプーなどもありますので、シニア犬の負担にならない方法を選びたいですね。

日々の細やかなケアや気づかいが大切だよ☆
愛情をたっぷり注いであげよう!
シニアになったら気を付けたい病気
白内障
これは人間と変わらないですね。
年を取ると瞳が白く濁ってきます。
視力の低下を起こし、障害物にぶつかったり、動くことができずにうずくまったりします。
白内障が進行してしまうと、治療が難しくなるため、早めに動物病院に相談したほうがいいでしょう。
若年で発症する犬種もいますので、ご自身の愛犬がどうなのか、確認し、日ごろの観察が重要ですね。
緑内障
これは眼圧が高まることにより起きる病気です。
瞳孔が開きっぱなしになったり、眼球が突出してきたり、最悪の場合は視野が狭まり、失明に至ります。
発症から3日以内での受診で視力を保持できる確率が高まるとのことなので、やはり日ごろの観察が大事になってきます。
ヘルニア
椎間板ヘルニアの場合は早期発見と早期治療が大切です。
愛犬が普段、登っているソファに乗らなくなった‥とか散歩を嫌がるようになったら、椎間板ヘルニアを疑いましょう。
また、椎間板ヘルニアは、ダックスフンド、プードル、パグ、シーズー、ビーグルなどでは若年でも発症しやすい傾向にあります。
これらの犬は肥満や激しい運動は避け、フローリングの床にはカーペットを敷くなどして予防する必要があります。
その他の犬種では加齢によりリスクが高くなります。
認知症
長寿の犬が増えた昨今では犬の認知症も増え、注目されています。
トイレの場所を変えていないのに失敗するようになった、よく知っている人に吠えるようになった、落ち着きなく歩き回る、障害物を避けることができず立ち尽くす。などの症状がみられます。
また、昼夜逆転し、夜中に遠吠えをするようになったり、飼い主に対して攻撃性を見せることもあります。
認知症にかかった犬の問題行動で、一番困るのは夜泣きかと思います。
認知症は、人間もそうですが、犬も早期では不安感が強く見られます。
昼間に寝させないようにして、夜は寝るようにするのも手ですが、飼い主の存在を感じられる場所に寝床を作ってあげるなど、安心させてあげることが効果的です。
認知症の予防法
予防法としては、脳を活性化させること。
- 毎回同じ散歩コースを通らない
- 突然ゆっくり歩いたり、立ち止まったり、早歩きしてみたりと変化をつける
これらの方法で脳に刺激を与えることができ、認知症の予防に効果が期待できます。
また、最近では知育玩具も売ってますので、こういったものを活用するのも一つの手ではないでしょうか。

これらの病気にはとくに注意!
ワンちゃんの様子に異常を感じたら、お医者さんに相談してみてね☆
シニア犬と上手に付き合うために
シニアになっても愛犬のあなたへの愛情は変わりません。
歩かなくなったから散歩に行かない。のではなく、歩けなくならないように散歩に行く。
寝たきりになったら床ずれ予防の体圧分散マットを使うなどできることはたくさんあります。
また、お仕事の都合などでどうしても昼間の面倒が見れない場合は、最近では老犬ホームや日中預かってくれるデイサービスなどもあるので、こういったサービスを活用するのも手ですね。
まとめ
今回は、シニア犬をお世話する上での注意点や、注意したい病気についてご紹介しました。
こういった情報で、あなたと愛犬の幸せなワンコライフが一日でも長く続くことを願っています。

わんにゃんラボ編集部

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