ワンコはもともと群れで暮らし、リーダーの指示で行動して生活してきました。
今のワンコにとっての群れは、私たちヒトの家族ですよね。
ワンコは1歳ぐらいから、その群れの中で自分のポジションを確認する行動をとるようになります。
この時にヒトが適切なしつけをしないと、自分が群れのリーダだと勘違いしてしまい、しつけがうまくできない「問題犬」になってしまう可能性があります。
今日は犬にとっての序列と、子どもが下に見られない為のしつけ方法についてお伝えしますね。

ワンちゃんはどういう基準で上下関係を決めているのかな?
しつけのためにもしっかりと覚えておこう!
犬は家族との上下関係をどうやって決めてる?
ワンコは家族の順位付けをするためにいろいろな行動をとりヒトを観察をします。
- 甘噛みしてみる
- 座る順番
- 食事を取る順番
- 寝る場所
- マウントを仕掛けてみる
などです。
甘噛みを許して叱らずにいると、許したヒトより自分の方が上だと判断してしまいます。
座る順番と寝る場所については、犬が主人と認めた人、リーダーと認めた人の隣に座ることが許されたり、一緒の布団で寝ることを許されたりすると、自分は他の家族より優位なポジションにいると判断します。
食事は、ワンコがヒトより先に食べると、自分のほうがポジションが上だと勘違いしてしまいます。
マウンティングを許すと、ワンコは自分の方が相手よりポジションが上だと判断します。
こんな行動をワンコがとっていることはありませんか?許してしまっていることはありませんか?
一度ワンコとの接し方を見直してみましょう。

可愛いからってワンちゃんの言いなりになっていると、自分がリーダーだと勘違いされかねないよ!
子どもが犬より下に見られがちなのはなぜ?
甘噛みやマウンティングなど、ワンコが自分のポジションを判断する行為をする時に、子供はワンコに対抗することができないことがほとんどでしょう。
その時に、大人が割って入って子供の方がポジションが上だと判断させる対応をせず、ワンコの好き放題にさせているため、自分の方が上だとワンコが判断してしまっていると思います。
子どもが犬より下に見られないためのしつけ方法
ワンコの中で一度決まってしまった順位を変えさせることは、とても難しく根気のいるしつけになります。
ぜひ、子犬のうちに家族内の正しい順位を理解するようしつけましょう。
まず、子供が甘噛みされた時、子供が話せる年頃ならば子供自身に「ダメ」ときちんと犬を叱らせましょう。
まだ話せない年頃ならば親がワンコを叱りましょう。
ワンコがリーダーと思っているヒトと「同じ場所で寝る」と、他の家族(子供)より自分の方が上だと判断してしまいます。
寂しいですが、ワンコはケージという自分の場所で寝るようにしつけましょう。
最初は甘えて泣き続けると思いますが、慣れてしまえばケージという自分のお城ができたことは、ワンコの精神を安定させる効果が期待できますよ。
「食事の順番」も、できれば子供も含めヒトが先に食べ、その後ワンコに食べさせるようにしましょう。
おあずけをさせられているワンコは普段に増してヒトの食事中に食べ物を欲しがると思いますが、与えてしまうとワンコとヒトが同等なんだと受け取ってしまい順位付けが崩れてしまいますし、ワンコの健康にもよくありませんので、決してあげないように家族全員での決まりごとにしましょう。

ワンちゃんが子どものいうことを聞かない!と悩んでいる人は多いよね‥。
しっかりと序列を教えてあげることが大切だよ☆
まとめ
ワンコにヒトの子供の方が序列が上だと理解させることは、難しいことです。
特に、子供が小さくて自分で意思表示ができない時期だと特に根気のいるしつけになると思います。
ですが、きちんとした家族内の序列を理解させることは、ワンコの精神安定にもつながりますし、家族の生活も落ち着いたものになると思いますので、ぜひしつけを頑張ってください!
できれば、家族みんながいつも適切な対応を取れるように、家族全員でワンコとの接し方についてしっかり話し合うといいかもしれませんね。
統一ルールを決めておけば、迷いなくその瞬間にしつけをすることができますよね。
その方がワンコも混乱せず、しつけも入りやすくなるでしょう。

わんにゃんラボ編集部

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