私たち人間は、日々の中で色々なストレスと向き合い「戦い」「発散」を繰り返して過ごしています。
そんな私たちと同様に愛犬たちも、ストレスを感じる事があります。
愛犬にとって、適度な理由のある嫌なこと(動物病院とか)は、人間と生きる上である程度仕方が無いこと(刺激)として「適応力を育む能力」を鍛えるために役に立つ事もあります。
しかし、刺激が大きくなると愛犬には辛い事として大きなストレスとなり、健康に害を及ぼしたり、困った行動の原因となります。
それは大変ですよね。
私たちが当たり前に思って過ごしている事で 愛犬が辛い想いをしていたら・・・と心配です。
そこで、愛犬がどんな事でストレスを感じ、どのようにストレスを発散させたらいいのか、を考えてみたいと思います。

今回は、ワンちゃんのストレスについて紹介するよ☆
ワンちゃんのストレス解消法が知りたい飼い主さんはぜひチェックしてネ!
犬はどんなことにストレスを感じるの?
人間と犬では 日常生活の中で「快適」と思う事柄が「違う」ということを、まずはしっかりと心にとめておきましょう。
犬を大切な家族と思うあまり「違う」という概念が薄くなる場合があります。
それでは、具体的に愛犬がどんなことにストレスを感じるのかを具体的に見ていきましょう。
怒られる
人間同様怒られるとストレスを感じます。
色々な「しつけ」によって「叱る」事はあることですが、八つ当たりのように犬を怒ったり、長い時間怒っていたりしていると犬にとってストレスとなります。
(しつけの場合、叱る場面もありますが、褒めて育てた方が良い子になります‥褒めて育てるのはなかなか難しいですけどね。)

「叱る」と「怒る」は似ているけどぜんぜん違うよ!
しつけの時でも、ワンちゃんを怒ったりしないように注意しよう☆
気温が快適でない
家の中でも外でも、その場所の気温が高すぎたり低すぎたりすると不快を感じストレスになります。
夏の場合は、家の中で扇風機やクーラー等で温度調節が必要になるでしょう。
冬の場合は、寒さに強い犬種と寒さに弱い犬種で少し違いがあるので次のことに注意してあげるといいですね。
寒さに強い犬種
- シベリアンハスキー
- ゴールデンレトリーバー
- ラブラドールレトリーバー
- コーギー 等
この子たちは、寒くても外で楽しく遊びます。
飼い主さんも、寒さに負けずに一緒に外で遊んであげましょう。
寒さに弱い犬種
- チワワ
- トイプードル
- マルチーズ
- ミニチュアダックスフンド 等
この子たちは、寒さが苦手なので、暖かい部屋に入れてあげたり、セーターなどを着せてあげたりといった寒さ対策をしっかりしてあげましょう。

寒さに強い子、寒いのが苦手な子‥犬種によってもちょっとした違いがあるから、ワンちゃんに合わせた温度調節を心がけてあげよう!
愛情が感じられない
人間の子供は、親の気を引こうとして悪い事をしてしまう場合がありますが、犬も同じです。
愛情が感じられないとストレスを感じ、吠えたり、手足をなめたり、物をかじったりします。
こういった様子がみられたときには、愛犬と一緒にいる時間を増やしてみてください。
しかし、いつも一緒だと留守番の苦手な寂しがり屋になってしまうので、加減が必要になります。
飼い主さんにとっては悩むところですが、愛犬の様子を見て接してあげて下さいね。

ワンちゃんは寂しがりやさんだから、なるべく一緒に過ごせる時間を作ってあげよう!
放置は禁物!!
環境の変化
引っ越しや家族構成の変化(赤ちゃんの誕生など)、新たなペットの増加等‥
犬は自分のテリトリーを大事にするので、慣れ親しんだ場所や家族との関係が変わると、居心地が悪くなりストレスを感じます。
犬の性格にもよりますが、来客や近所での工事、大きな音でのテレビや音楽鑑賞でもストレスを感じる仔もいますので、何かいつもと違う事になったら愛犬の様子を観察してあげてください。

引っ越しなどの環境の変化は、事情があるから避けられない時もあるよね‥。
そんな時はワンちゃんが新しいお家に馴染むように気遣ってあげるといいね☆
犬にストレスが溜まるとどうなるの?
一見すると分かりにくい症状が多いですし、アピールもそれぞれ犬の性格によりますが、些細な変化にも気付いてあげられたら愛犬の健康と長寿につながる事でしょう。
ストレスサインを見逃さないように、日頃から愛犬の様子をよく観察してあげて下さいね。
体を舐める
犬も猫のように体を舐める事はありますが、頻度は少ないです。
その中で何度も体の一部を舐めているときは、運動欲求が満たされていない状況で現れることが多いストレスサインです。
人間なら、頭をかきむしったり、壁や床をドンドンするような発散方法といわれていますが、犬の舌はザラザラしていて体の一部を舐め続けることによって皮膚が炎症を起こし、皮膚病などに悪化してしまう可能性があがります。

ワンちゃんが頻繁に体を舐めていたら要注意!
皮膚病のリスクもあるから早めに対処してあげよう☆
尻尾を追いかける
尻尾を追いかけてくるくるしている様子は微笑ましいのですが、テイルチェイシングとも呼ばれ、成犬が表すストレスサインです。
(仔犬は好奇心のかたまりで 尻尾でもオモチャにする事があります。)
単頭飼いの犬に見られやすく、留守番が多く、誰も構ってくれない‥という退屈がストレスとなっている場合にすることが多いです。
このストレスで尻尾を噛んで傷つけたり、噛みちぎってしまう子もいるんです。
その後、他の犬や人間に対して、前兆無く噛む仔になってしまう事もあります。
この状態は他に迷惑を掛けたりしている訳ではないので、叱りにくいですよね‥。
こうなる前にリラックスさせる方法を考えてあげたいものです。
なお、てんかんの発作の場合にも尻尾を追いかける仔がいます。
てんかんは他に手足をバタバタさせる等の症状もあるので、見分ける必要があります。

シッポを追いかけるしぐさは微笑ましくもあるけど、ワンちゃんからのストレスサインだったんだね‥。
舌を出して息苦しそうにしている
舌を出すこと自体は、体温調節の一つといえます。
お散歩で走ったり、夏の暑いときははぁはぁ‥と息をしている事でしょう。
しかし、運動もしていないときにこの行動をしていたら何かしらのストレスを受けていると考えられます。
原因の中で一番多いのが、室温が犬の温度に合っていない場合です。
犬種によっても色々ですが、人間と犬の快適温度はどうしたらよいか、犬の様子をうかがいながら探ってみましょう。
犬のストレス解消法
お友達と美味しい物を食べて‥いっぱいお喋りして‥ストレス発散!
お気に入りの音楽かけてドライブ!
映画を見たり、スポーツジムに行ったり‥と、私たちには多種多様な発散方法がありますが、犬にはそんなに選択肢はありません。
その中でも、愛犬にあった方法を見つけてあげられるように努力をしましょう。
それでは、具体的なワンちゃんのストレス解消法を3つ紹介します。
お散歩に連れて行ってあげよう
犬にとって生活の基盤‥と言って良いほど、大切な散歩です。
しかし頭で分かってはいても、飼い主側からしたら天気の悪い日の散歩はサボりたくなっちゃいますよね‥。
その気持ち、とってもわかります!
でも、お散歩をサボることによる愛犬のストレスは私たちが思う以上です。
愛犬が心身共に健康でいられるよう気を配るには、お散歩も大切ということを忘れないで下さいね。

お散歩は気分転換にもなるし、運動量も確保できるから健康にとってもいいよ☆
できれば毎日連れて行ってあげてね!
たくさん話しかけてあげよう
愛犬は飼い主さんが大好きです。
とても大切に思ってくれていると思います。
例えば、「無駄吠えを止めさせたいとき、愛犬が吠えてしまったら飼い主さんは愛犬の目を見ずに無視してください」といいます。
無視です、無視。
犬は無視されるのが嫌だから、それを避けようとするから、しつけが出来るのです。
無視される事が平気なら何も覚えたりしないですよね。
だから、無視しないで目を見て話をしてあげてください!
それは愛犬にとって至福のひとときに違いありません。

ワンちゃんは飼い主さんのことが大好きだから、一緒にいられるだけで幸せなんだよ☆
新しいしつけ(芸)を覚えよう
何かを学び、実行する。
犬はそれが好きな生き物です。
ましてや、飼い主さんが自分を見て、そして褒めてくれるんですから。
新しいことを学習し覚えるとアドレナリンが発生するようで、満足感を得られます。
このままでいいの~ではなく、どんな小さなことでも幾つでも出来るように練習することは楽しいことなのでしょうね。

新しいことにチャレンジすることはワンちゃんにとってもいいことなんだよ☆
色々な芸に挑戦してみよう!
まとめ
同じ言語を喋らない人間と犬ですが、お互いを思いやることである程度の意思の疎通はできるものだと思います。
現代社会、人間も犬もいつでも自由にのびのび~とはならないのでストレスもたまりますが‥そこは仲良く支え合っていけたら幸せですね。

わんにゃんラボ編集部

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