犬 人間の言葉 理解

「犬は人間の言葉をどのくらい理解しているの?」という問いは、長くワンコを飼っているヒトにとっては、「何をいまさら、わかっているに決まっているじゃない!」と思われることでしょう。

20年ワンコと暮らしている私も、確信を持って「ワンコはヒトの言葉を理解している」と思っています。
ただ、経験値だけでは疑わしいと思われる方もいらっしゃるでしょう。
ハンガリーの研究チームが、2016年に「犬が人の言葉を理解している」という研究結果を学術誌「サイエンス」に発表して、愛犬家の考えの裏付けとなりました。

今回は、犬がどんな風に人の言葉を理解しているのか、ということについてお伝えしますね。

わんこ 喜ぶ

ワンちゃんは嬉しい時には一緒に喜んでくれて、悲しい時には寄り添ってくれて‥まるで人間の言葉が通じていると思う時ってあるよね!

犬は人間の言葉が理解できる!?

犬 人間の言葉 理解

研究は被験者であるワンコ13匹をMRI内で大人しくさせる訓練からスタートしたそうですが、考えただけでも大変な実験ですよね。
そして、じっとしていることが可能になったらMRI内のワンコに向かって、それぞれの飼い主が発した言葉を録音し聞かせ、脳の反応をみるというものでした。

聞かせた言葉は以下の4パターンです。

  • 褒め言葉を賞賛の口調で
  • 褒め言葉を中立的な口調で
  • 中立的な言葉を賞賛の口調で
  • 中立的な言葉を中立的な口調で

この結果、ワンコは「単語(言葉)」と「イントネーション(言い方)」を区別して処理していることがわかりました。

そして驚いたことに「単語」は脳の左半球で、「イントネーション」は右半球で処理されていました。
これはヒトと同じ処理プロセスなのです。

ワンコがヒトの「言葉」だけでなく、「イントネーション=感情」も、ヒトと同じようなプロセスで理解しているとは大きな驚きですよね。

犬は赤ちゃん言葉で話しかけられるのが好き!?

イギリスの科学誌に、子犬は赤ちゃん言葉で話しかけられる方が喜ぶという研究結果が掲載されました。
研究は成犬10頭・子犬10頭ずつに、赤ちゃん言葉と普通の言葉を女性の声で録音したものを聞かせて行われました。

成犬には反応に違いはありませんでしたが、子犬は10頭のうち9頭が赤ちゃん言葉に対して強い反応を示したそうです。

理由はまだはっきりしていませんが、赤ちゃん言葉は「高いトーン」で「ゆっくり話す」のが特徴ですから、その「イントネーション=感情」辺りに関連していると考えられます。
子犬の頃から「イントネーション」を判別できているとは、これも大きな驚きですね。

わんこ メモ

こうやって実験できちんと立証させれていると、信憑性も高いよね!
ワンちゃんは本当に頭がいいねー♡

褒める時は本気で褒めないと犬に見抜かれる!

犬 褒める

これらのことから、ワンコは飼い主の「言葉」を理解するだけでなく、「イントネーション」から飼い主の「感情」まで感じ取ることができることがわかります。
つまり、飼い主の感情はワンコに見抜かれているのです。

ですから、褒めて伸ばすしつけをしたいと考えているのならば、いくら口先の言葉で褒めても結果は出ません。
全力で本気で感情を込めた言葉で褒めないとワンコは褒められたと感じないからです。

しつけに必要なのは「本当にキミは優秀だね」と本気で伝えることなのです。
ヒトから発せられた言葉の本当の意味を、ワンコは感じ取ることができるのですから。

必要なのは、本気の言葉です。

わんこ ドヤ

褒める時も叱る時も本気でワンちゃんと向き合おう!
適当に接していると見抜かれちゃうぞ!

まとめ

ワンコがヒトの言葉に込められた感情まで理解できているからといって、ワンコをヒトと同じように扱うことはもちろんありませんが、もしかしたらヒトよりも敏感に感情を理解しているのではないか‥と思うことがあります。

落ち込んでいる時、悲しんでいる時、私が発する言葉や動作から何かを感じ取るのか、そばに静かに寄り添ってくれるのです。
そんな経験のある飼い主さんは、きっと多いと思います。

旧石器時代から始まったとも言われる、ヒトとワンコ(オオカミ)との長い共存の歴史のなかで培われてきた、ヒトの言葉を理解するワンコの能力は、より絆を深めていくためにとても大事なものです。
その能力を伸ばすためにも、「本気の言葉」を伝えてあげましょう。

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わんにゃんラボ編集部

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