犬は全身が被毛で覆われています。
『犬の体調の変化は被毛を見ればわかる。』と言われるほど、犬の毛並みは大切なものです。
人間でも脂性肌と乾燥肌の人が居るように、犬にも色々な皮膚のタイプがあります。
しかし、ほんの少しの気遣いで毛並みやツヤはかなりの変化が現れます。
では、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。
今回は、犬の毛並み・ツヤを良くするためにどんなことを気をつけたらいいか、ケアのやり方も合わせてご紹介したいと思います。
犬の毛並みをよくするには?
食事面のケア
最も大切なのは食事です。
犬の被毛はタンパク質でできていると言われています。
ドライフードの中にもタンパク質の含まれている物は多いですが、含有量は少ない物もあります。
毛並みやツヤを一番に考えているのであれば、タンパク質の含有量が多いフードを選んだ方が良いでしょう。
犬用フードは種類が豊富にありますが、あまりに安価な物は良質な材料が使われていないのでおすすめしません。
手作りご飯をあげている場合も、いつも同じものばかりに偏らないように、いろいろな材料を使って作ってあげてくださいね。

美しい毛並みを保つためには、バランスのいい食事がやっぱり一番大切だね☆
ブラッシングのコツ
美しい被毛のためにはブラッシングも欠かせません。
犬の被毛に付着したゴミやほこりを取ってあげるのはもちろんですが、皮膚へのマッサージ効果もあるために、できれば毎日行うことをお勧めします。
犬も人間と同じようにマッサージをして血液循環が良くなれば、皮膚や体調にも良い影響がでてきます。
ブラッシングはスリッカーブラシを使って行うと良いですが、スリッカーブラシは細い針金のようなものでできているために、皮膚に強く当ててしまうと犬の皮膚に傷がついてしまうこともあるので、気を付けて行ってくださいね。

ブラッシングは、毛並みの維持だけじゃなくて皮膚病の予防にもつながるから、こまめにケアしてあげよう!
定期的なシャンプー
犬にも脂性肌の子、乾燥肌の子、アレルギーを持っている子もいます。
アレルギーを持っている子は食事はもちろんですが、シャンプーも市販のものではなく、動物病院で処方されたシャンプーを使ってください。
脂性肌の子は2週間に1回くらいはシャンプーしてあげるといいですね。
脂が皮膚を覆ってしまうと被毛まで脂がいきわたり、ゴミやほこりを付着してしまいやすくなって毛並みが悪くなり、臭いの原因にもなってしまいます。
乾燥肌の子は逆にシャンプーし過ぎてしまうとフケの原因にもなるので、1か月に一1回くらいで良いでしょう。
そして、シャンプー後には皮膚の乾燥を防ぐために、犬用の化粧水スプレーを吹いてあげてください。
脂性肌の子も乾燥肌の子も気を付けなければならないことは、シャンプーやリンスが残らないようにしっかりと洗い流すことと、体に水分が残らないようにしっかりとドライしてあげることです。
全身を被毛で覆われている犬の皮膚は、人間の5分の1の薄さと言われています。
爪を立ててゴシゴシとシャンプーするのも皮膚や被毛にとても良くないので気を付けてください。

ドライヤーをかける前に、しっかりタオルで水分を取ってあげると、すぐに乾くからわんちゃんにも負担が少なくなるよ☆
まとめ
犬の毛並みやツヤは健康のバロメーターでもあります。
今までと変わらない食事を与えているのに、毛並みが急に悪くなったり、ツヤがなくなってしまったら、もしかしたら病気のサインかもしれません。
実際、私の知り合いのワンちゃんが、急に被毛のツヤがなくり抜け始めてしまい、病院に連れて行ったら、肝臓の病気を患っていたことがありました。
普段からしっかりとお手入れしていれば、被毛の毛並みやツヤで健康状態までわかってしまうのです。
高価な食事を与えたり、高価なシャンプーを使ったりする必要はありません。
最近のトリミングサロンでは【ドッグエステ】と称した色々なサービスも増えておりますが、そこまでする必要はないと思います。
ただお家で、ある程度良質なフードを食べて、毎日優しいブラッシングをして、定期的にシャンプーしてあげるだけで、十分にキレイな被毛は保てるはずですよ。

わんにゃんラボ編集部

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