日本人の花粉症率は4割ほどだそうです。
実は私も花粉症なので、対処を怠ると鼻水や連発するクシャミ、クシャミによって腹筋が筋肉痛になってしまう辛さも充分に分かっております。
そんな花粉症ですが、その時期になると愛犬もクシャミをしたり目をかゆがったり、いつもと違う何か「不快な様子」を感じ取ることはありませんか?
実は、犬も花粉症を発症することがあるんです!
今回は、犬の花粉症について症状や効果的な対策などを詳しくご紹介したいと思います。

えー!ワンちゃんも花粉症になるの!?
花粉症のワンちゃんには、どんなことに気を付けてあげたらいいのかな?
犬も花粉症になる!症状は?
実は、犬にも花粉アレルギーと呼ばれるものがあります。
犬の花粉アレルギーは、クシャミや鼻水といった症状ではなく、目の周りやその他の皮膚炎の症状で、いわゆるアレルギー性皮膚炎です。
具体的な症状としては、皮膚に湿疹や赤み、また強い痒みを生じて体や顔を掻きむしったり、手の先を舐めるのも症状の一つです。
目の周りの皮膚が赤くなり、毛が抜けたりすることもありますし、外耳炎になってしまう仔もいます。
また、同じ時期に普段クシャミなどをしない犬がクシャミを連発したり、鼻水ダラダラだったりすると驚いてしまいますよね。
あまり長引くクシャミなどは、犬の体力をどんどん消耗してしまうので大変危険です。
これは、花粉症の症状と言うよりはアレルギー性鼻炎の可能性が疑われますので、病院で受診することをお勧めします。
注意が必要な時期
花粉アレルギーにしても、アレルギー性鼻炎にしても、花粉の飛ぶ時期に症状が出てくるのであれば「花粉症」ということで、それぞれの症状に合わせた対策が必要になります。
花粉を飛ばす植物の代表的なものは、スギ・ヒノキ・ブタクサ・ヨモギなどがあります。
これらの花粉の飛散時期は地域性にもよるところと思います。
スギの場合は、2月~4月までの3ヶ月間がもっとも飛散が多い時期と言われていますね。
花粉症対策は犬も人も同じでOK!
花粉症の対策は、人と一緒と考えても大丈夫です。
「花粉に接触しない・持ち込まない」ということが基本となります。
花粉の代表ともいえるスギ花粉で考えると、日本ではスギ花粉は2月~4月、お昼13時~15時、また17時~19時くらいに飛沫量が多くなるようなので、出来るだけその時間帯を避けるようにしましょう。
犬の毛に花粉が付かないよう洋服を着せるのも良いです。
家に帰ってきたときに脱がせることで、花粉を家の中に持ち込まない対策になります。
犬用服の中には、花粉が付きにくい素材を使った専用の服もあるようなので探して着せてあげたらいいかもしれませんね。
これは家族に花粉症がいる場合にも有効なことだと思います。
「持ち込まない」は大事です。
外から帰ったらブラッシングをして、愛犬の体に付いた花粉を取り除きましょう。
このときそのままブラッシングをすると花粉が飛び散ってしまうので、市販されている「花粉を吸着するスプレー」を使用するのも良いことだと思います。
濡れたタオルで体を拭いてあげるのも有効ですが、ゴシゴシ拭いてしまうと花粉が毛の中へいってしまうため、表面をぬぐうようなイメージで拭いてあげてください。
花粉によるアレルギー症状を起こしやすい犬種
柴犬・シーズー・ゴールデンレトリーバー・ラブラドールレトリバー・マルチーズ・フレンチブルドッグ・ビーグル・プードル・キャバリアなどといわれています。
といっても、人と同じでアレルギーを起こす仔と起こさない仔がいます。
生まれつき皮膚が他の仔と比べて弱かったりとか、素因となる遺伝子の有無などが関係してくるでしょう。
気を付けてあげたいこと
犬は花粉が落ちている地面に近いところを歩くので、お散歩コースも草むらを避けるなどの散歩ルートの変更も気に掛けてあげてください。
また、体についた花粉を落とすためシャンプーを頻繁にしたいところですが、洗いすぎも皮膚によくないため、多くても週に2回まで綺麗にシャンプーしてあげてください。
まとめ
花粉対策に、空気清浄機や加湿器を利用されている方もいらっしゃるかもしれません。
この対策は犬にも有効ですので、大いに活用してください。
人間の花粉症は辛いものですが、言葉を発しない犬たちも辛い思いをしていることでしょう。
愛犬の様子を見て「あれ?おかしい?」と思ったら早めに受診してあげてくださいね。

ヒナコギ

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