犬を溺愛するあまり、ご飯やおやつをついついあげすぎてしまっていませんか?
犬は与えれば与えられるだけ食べてしまうので、食べ過ぎが続けば太ってしまいます。
「少しぐらい丸みがあった方がコロコロしていて犬は可愛いし」などと思っていてはダメです!
肥満は犬の健康を脅かす要因になってしまう場合があるので注意が必要です。
今回は犬の肥満についてご紹介していきます。

太っているワンちゃんは愛嬌があって可愛いけど、肥満は人間同様に様々な病気のリスクがあるよ!
ワンちゃんの肥満チェックをしてみよう!
犬はどれくいらいの体重が肥満?
適正体重を知る
犬は犬種によって体格の差があり、犬種ごとに標準体重がある程度決まっていますので、一度確認してみて下さい。
しかし、同じ犬種でも骨格によって体重は大きく変わります。
標準体重はあくまでも目安なのでそれを上回っているからといって一概に肥満ということはありません。
もし同じ犬種、同じ年齢、同じ性別の犬同士で体重を比べ合うことができてば非常に分かりやすいですが、実際にそういった機会を持つことは難しいです。
最近ではSNSなどで愛犬のアカウントを作っている方が多く、体重や成長の過程を記されている場合があるので比較の対象として参考にするのはおすすめです。
定期的に体重を計る
子犬の時は成長が楽しみで体重をこまめにはかっても、成犬になってからは定期的に体重を計っていますか?
犬の体重変動を知ることは健康管理にとって大事で基本的なことです。
定期的に体重を計りその犬にとっての適正体重を知り、体重の変動を見て体重管理できるようにしましょう。

体重はあくまでも目安だけど、日々の体重の変化を知ることはとても大切なことだよ!
目で見てわかる体型判断の基準
適正体型を知る
体重の数値だけではその犬が肥満かどうかは判断しにくいので、適正体型を把握することが最も重要です。
適正体型はボディコンディションスコア(BSC)という犬の体を目で見て手で触って評価するもので、その犬が太りすぎていないか知ることができます。
腰のくびれをチェック
犬の体を上から見た時に腰にくびれができているのが標準的な体型です。
くびれがない場合、肥満傾向や肥満といえます。
腹部をチェック
犬の体を横から見ると腹部が吊りあがって見える場合、標準的な体型です。
腹部が背中のラインと水平になっていたり、垂れ下っているような状態は肥満傾向や肥満です。

ワンちゃんの見た目だけでもある程度肥満かどうかがわかるよ!
くびれやお腹周りをチェックしてみよう☆
肥満犬はどんな病気になりやすい?
足の病気
太りすぎてしまうと、足に余計な負担がかかり、足の関節や股関節を痛めてしまうことがあります。
犬の体重は前足にかかりやすく膝を痛めてしまう場合が多くあります。
元から関節が弱い犬は肥満で悪化してしまいます。
椎間板ヘルニア
体重の負担は足だけでなく背骨にも負担をかけてしまいます。
背骨は7本、背中に13本、腰に7本のバラバラの骨の組み合わせで構成されています。
椎間板ヘルニアとはそれらの骨の間のクッション材である椎間板がとびだしてしまうものですが、肥満が原因の場合は圧迫箇所が数か所に及ぶことが多く大変な手術が必要になってしまいます。
心臓の病気
肥満になると心臓の負担も増えてしまいます。
心臓の負担が何年も続くことで、心臓の弁がきちんと閉じなくなって逆流をおこすようになってしまうこともあります。
糖尿病
肥満になるとインスリンの消費量が多くなり、体内のインスリン量が少なくなることで糖尿病に発症しやすい状態となってしまいます。
糖尿病の治療は人間と同じ様にインスリンや経口血糖降下薬を飲む必要があり、お金も時間もかかってしまいます。

このような病気のリスクを回避するためにも、ワンちゃんの食生活を見直してみよう!
まとめ
人間にとっても犬にとっても肥満は「百害あって一利なし」なんですね。
「おやつを減らすなんて犬がかわいそう」などと考えずに、犬のこれからの幸せを考えた選択と捉えていきたいですね。
そして、犬の体重管理は飼い主の務めであるということを再確認しましょう。

わんにゃんラボ編集部

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