猫 舐める

猫を飼っている方の「あるある」の一つが、飼い猫の指舐めです。

もちろん全ての猫が飼い主さんの指を舐めるわけではありませんが、すごく懐いている猫は人間の指を舐めることがあります。

家にも寝ているときやテレビを見ているときに寄ってきて指を舐め、何事もなかったかのようにすぐに立ち去っていきます。

どうして猫は人間の指を舐めていくのでしょうか?

今回はこの不思議な行動の理由について解説します。

猫が人間の指を舐めるのはどんな意味がある?

猫にとっては毛づくろいのつもり

毛づくろいする猫

猫は人間という生き物の存在を認識していません。

こう言うと驚かれる方もいるでしょうが、実は猫は飼い主さんのことを自分と同じ猫だと認識しているのです。

飼い猫にとって飼い主とは同じ家に一緒に暮らしていて、ご飯をくれて寝床を用意してくれる相手でしかありません。

自分よりも大きな猫がそばに居るというふうに考えているのです。

ですから猫同士がお互いを毛づくろいするように、飼い主さんに対しても「毛づくろいをやってあげよう」と、指を含めた体を舐めにくるのです。

きっと飼い猫は「この人はどうして自分で体を舐めないのだろう? しょうがないな私が舐めてやるか」とでも思っているのでしょう。

飼い主さんがちゃんと自分で体を舐めないから、親猫が子猫の体を舐めるように世話を焼いているわけです。

つまり猫からすれば良かれと思ってやってあげている行為なのです。

親愛の意味がある

甘えている猫

とはいえ人間なら誰でも彼でも指を舐めるわけではありません。

猫同士の毛づくろいが親子や兄弟など特に親しい間柄でないと行わないように、本当に親しい人間に対してしか行いません。

本来の猫はとても警戒心が強い生き物です。

仲の良くない相手には自分から近づきませんし、まして指や手を舐めようとはしません。

野生では単独で生活していますから、過度な馴れ合いも好みません。

ですから飼い猫が飼い主さんの指を舐めるのは、それだけ信頼していて、好意を持っているということです。

人間の指を舐める行為には親愛の意味が込められているのです。

また舐めることで自分の匂いが相手につくため、マーキングの意味もあります。

好意を寄せている相手なら自分の匂いをつけて、自分だけのものにしようとするのが猫の心理です。

猫を飼っている飼い主さんが飼い猫によく指を舐められるのは、それだけ好かれているということですから、たくさん可愛がってあげてください。

気持ちを落ち着ける意味もある

猫 お腹を見せる 寝ている

毛づくろいは体を清潔に保つ以外に、気持ちを落ち着かせるために行うことがあります。

これを「転移行動」と呼びますが、猫は無意識のうちに体を舐めることでリラックスしようとしているのです。

人間の指を舐める行為も同じです。

親愛の意味があると同時に、指を舐めることで気持ちを落ち着かせています。

ですから頻繁に指を舐めにくる猫は、リラックスするために習慣的に行っているのかもしれません。

つまり飼い主さんの指を舐めることで癒されるから、クセになっているということです。

そう考えると猫の指舐めには深い意味が隠されているのだと頷けます。

ガブッと噛み付いた後に舐めるときは別の意味がある

猫 魚

猫が人間の指を舐めるのは必ずしも親愛や好意を意味しているとは限りません。

指や手をガブッと噛んだ後に指を舐めることがありますが、この場合は全く別の意味が込められています。

それは獲物の味見です。

人間の体を噛むのは牽制や攻撃の目的があったり、イライラしてストレスが溜まっているときに行います。

これはネズミや小鳥などの小動物に行う行為と同じです。

その後に指を舐めるということは、獲物を仕留めた後に行う味見と同じなのです。

つまり、人間の指を舐めることで味見を行ってどんな感触なのか確かめているのです。

まとめ

猫が人間の指を舐める行為は毛づくろいの一環です。

猫同士がお互いを毛づくろいするように、飼い主さんに対しても「毛づくろいをやってあげよう」と指を舐めにくるのです。

この指舐めには親愛の意味があります。

飼い主さんを信頼していて、好意を持っていないと行いません。また猫は毛づくろいを行うことで無意識のうちに気持ちを落ち着かせています。

頻繁に指を舐めにくる猫は、飼い主さんの指を舐めると癒されるからクセになっているのかもしれません。

合わせて読みたい記事はコチラ☆
The following two tabs change content below.
のらくろ

のらくろ

【飼っているペット:猫 (オス3匹とメス4匹)】 猫の飼育歴は15年以上、現在家で飼っている猫はいずれも拾ってきたり保護した元野良猫です。主に猫について執筆しています。