初めて猫を飼うという方の悩みで多いのが「トイレのしつけ」ですよね。
猫を飼うにあたってまず確保しなければいけないのが、食事、寝る場所、そしてトイレです。
猫を迎え入れる当日になっても何も準備できていない、トイレのしつけが出来ずにそのへんで粗相をされてしまっては困りますよね。
そこで今回は、トイレの準備と設置場所、しつけについてご紹介します。
「トイレのしつけは難しいのでは」と身構えなくてもちょっとしたコツを掴めば猫のしつけは簡単ですよ。

猫ちゃんのトイレのしつけのコツについて紹介するニャ!
コツさえ掴めば簡単だから、あんまり難しく考えないようにネ☆
トイレの準備
まずは猫のトイレを準備です。
猫のトイレ用品はホームセンターや大型スーパーなどで売られていますから、猫を家に迎える前に購入しておきましょう。
トイレの本体は昔からある容器に砂を入れるだけのものと、システムトイレと呼ばれる内部をスノコで仕切り、下に引き出しがついたものがあります。
システムトイレを使う場合は引き出しに敷く専用のシートも買わなければいけません。
掃除の手間がかからないのは断然、システムトイレです。
しかしシステムトイレを嫌がる猫もいるため、最初のうちはシンプルな従来型のトイレを用意することをおすすめします。
猫のトイレの種類
容器の形状にはオープンタイプ、ドームタイプ、ハーフドームタイプがあります。
体の大きさに合わせたトイレを選んであげましょう。
大きな猫なのに小さく窮屈なトイレを使わせると嫌がり使わなくなることがあるので注意して下さいね。
ドームタイプ
屋根がついているため砂の飛び散りを防いでくれますが、ドームが邪魔で掃除がしにくいのと、中が窮屈なため立って用を足しにくい大柄ほど嫌がる傾向にあります。
オープンタイプ
ドームタイプよりも掃除がしやすく、大柄な猫ちゃんでも用を足しやすいというメリットがありますが、砂が飛び散るため掃除が大変です。
ハーフドームタイプ
掃除がしやすい、猫が使いやすい、砂の飛び散りも少ないと、上記2つのデメリットを解消できるトイレです。
使い勝手が良いのでとてもオススメです。
しかし、このタイプを最近のメーカーはあまり力を入れていないのか種類が少ないのが残念です。

おすすめの猫トイレはコチラの記事で詳しく紹介してるニャ☆
【猫のトイレおすすめ7選】デザイン・ニオイ・価格‥お悩み別のトイレ選び
猫砂選びも大切
猫砂は材質によって鉱物系の砂、木砂、おからの砂、紙砂、シリカゲルなどに分かれています。
最初はどれを選んで良いか困惑すると思いますが、それぞれ一長一短ありますから、家の事情に合わせて選んでください。
それぞれのメリット・デメリットについて簡単に紹介していきたいと思います。
鉱物系
メリット
- 価格が安い
- 最も本物の砂に近いため猫が慣れやすい
デメリット
- 空気が汚れる
- 燃えるゴミに出せない
木の砂やおからの砂
メリット
- 鉱物系の砂よりも軽い
- 燃えるゴミに出せる
- トイレに流せる
- 消臭効果が高い
デメリット
- 固まりにくい
紙の砂
メリット
- 軽くて持ち運びしやすい
- 燃えるゴミに出せる
デメリット
- 飛び散りやすい
シリカゲルの砂
メリット
- 優れた乾燥脱臭効果がある
- 長持ちする
デメリット
- 重い
- 価格が高い

色々試してみて、猫ちゃんと飼い主さんに合った猫砂を見つけてみるといいニャ☆
トイレの設置場所
猫のトイレは少し薄暗く静かで落ち着いて用を足せる場所に設置してください。
トイレの場所をあまり動かすのはしつけのために良くありませんが、最初のうちは猫の目につきやすい場所に設置しましょう。
トイレの臭いが気になるかもしれませんが、ここは我慢してください。
遠い場所に設置してしまっては、いざその瞬間に猫をトイレまで連れて行くのが大変になります。
ただし廊下や人が出入りする部屋の入り口近くは避けましょう。
一度場所を決めたらしつけが出来るまではトイレを動かしてはいけません。
また排泄は猫の健康状態を知るうえでも大切な瞬間です。

わかりにくい場所にトイレがあると猫ちゃんも覚えるのが大変ニャ。。
目につきやすいところだとやりやすいヨ☆
しつけの仕方
1.トイレのサインを見逃さない
トイレのしつけで最大のコツは猫が出すトイレサインを見逃さないことです。
・床の匂いをかぐ
・床で砂を掻くような仕草を始める
これが猫が発するトイレサインです。
このサインを見逃してしまうと、どこで用を足していいのか分からずに、ベットや絨毯などの柔らかい布の上で用を足してしまいます。
また、人が見ていない瞬間にシンクの中やお風呂場で用を足すこともあります。
これは水場は自分の臭いが残らないためで、縄張りを確立できていない猫の心理状態を表しています。
2.優しくトイレに入れる
猫がトイレサインを出したら慌てずに優しく猫をトイレの中に入れてあげてください。
このときに「ダメ! そのへんでしないで!」と飼い主さんが大騒ぎしたり、慌てて猫をトイレに放り込むとびっくりして逃げ出してしまいます。
家に来たばかりの猫は、自分の縄張りでないため周りを警戒してビクビクしていますので、猫を怖がらせないためにも、優しく接してあげましょう。
3.トイレに成功したら褒める
猫がトイレに成功したら「ちゃんとできたね」と優しく頭を撫でて褒めてあげてください。
褒めることで猫は安心して飼い主の言うことを聞くようになってくれます。
もし正しくトイレを使えなくても叱ってはいけません。
猫は叱られると「どうして叱られたのか」はよく分からず、とにかく「怖い」ということだけを覚えてしまい、「怒らせるからもう止めよう」と思うようになります。
しつけのためには遠回りになるだけなので叱ったり、怒ったりしないように心がけてください。
粗相をした場合は、すぐに綺麗に掃除して臭いが残らないようにします。
猫は一度おしっこをして臭いが残っている場合に、何度も繰り返す傾向があります。
要領の良い猫なら最初の1回でトイレを覚えてくれるでしょう。
しかし、猫によっては2.3ヶ月かかることもあります、辛抱強くトイレが覚えるまで同じことを繰り返しましょう。

失敗しても怒鳴ったりしないで下さいニャー!
優しく教えてくれたら頑張りマス☆
4.トイレの掃除は小まめに
猫が用を足した後は飼い主さんの出番です。
トイレの掃除は出来るだけ小まめに行うようにしましょう。
綺麗好きの猫はトイレが汚れていると使いたがらなくなります。
掃除の頻度は最低でも1日1回、多頭飼の場合は2回以上、うんちは汚れが目立ちますからその都度、おしっこも固まるのを待って早めに掃除してあげて下さいね。

ネコはキレイ好き☆
掃除はマメにしてほしいニャ。
まとめ
家に猫を迎えるときに一番悩ましい問題がトイレのしつけです。
まずは猫が家に来る前にトイレ用品を揃えて万全の準備を。
トイレの設置場所選びも大切です、静かで落ち着いた場所で、人の出入りが多い廊下や入り口近くは避けましょう。
しつけのコツはトイレサインを見逃さないこと、猫がそわそわウロウロしだしたら優しくトイレまで誘導し、成功したら褒めてあげて、失敗しても叱らないでくだい。
猫ちゃんがトイレを覚えるまでは、根気強く優しく教えてあげて下さいね。

のらくろ

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