どこかをじっと見つめている猫ちゃんのお顔、その視線の先にあるのは…?
日常の中の何でもないようなひとコマでさえ、猫ちゃんが被写体なら、しあわせオーラも一緒に写真に残したくなりますよね。
デジカメや一眼レフよりも手軽に写真が撮れるのはスマホでしょう。
難しい設定などをしなくても、手元にさえあれば、ステキな瞬間を撮れます。
今回は、スマホでもプロ並みに、可愛い猫ちゃんをありのままの可愛さに撮るコツをご紹介します。
猫の可愛い写真はスマホでも撮ることができる!
かつてこんなに便利なカメラってあったでしょうか?
それも、いつもほぼ肌身離さず持っている(笑)スマホのカメラを使えば、さながらプロにお願いしたような写真まで撮れるのですから、スゴイですよね。
あなたもスマホで猫ちゃんを撮影されることがありますか?
最近はスマホのメーカーや機種によっては、画素数の大きなカメラ機能をもつ端末が多く出ていますね。
猫ちゃんの写真を撮るときに、ちょっとしたコツがあります。
では写真を撮る前の準備からいっしょに見ていくことにしましょう。
写真を撮る前に‥猫ちゃんと飼い主さんの準備編
お部屋をすっきりお片付け
せっかくのベストショット、うまく撮れた!と喜んだものの、余計なものが写り込んでしまっていることがあります。
写真の編集をして、余計なものを消してしまうこともできますが(笑)
猫ちゃんの写真を編集する以前の問題ですが(笑)、猫ちゃんのよくいる場所に物を置かないように片付けましょう。
床の上、テーブルやソファ、ベッドの上…など。
日常生活が写真に写り込むのを未然に防ぐためです。
それに雑多な背景では、せっかくの可愛い猫ちゃんが引き立ちません。
猫ちゃんのおもちゃが床の上に無造作に置かれていないか、テーブルの上に食器などが残っていないか、など確認しておきましょう。
猫ちゃんのご機嫌は?
写真を撮りたい!「ねぇ、写真を撮りたいんだけど。いい?」なんて猫ちゃんに通じるわけはないでしょうが、ご機嫌をそれとなく観察した方がいいでしょう。
そうでないと、イライラがつのって「シャーッ」と追い払われても困りますから(笑)
気分屋で集中力の続かない猫ちゃんですから、写真を撮るのも短時間で切り上げた方がよいでしょう。
用意しておくと便利なもの
猫ちゃんの名前を呼んでも、声のする方を見てくれないこともありますよね。
写真を撮るとき、猫ちゃんの注意をひきカメラの方に視線を向けてもらうために、おもちゃや猫じゃらしなどを用意してくださいね。
それから、被写体の猫ちゃんのそばに淡い色合いの毛糸玉など置くと、日常感が薄れて、おしゃれで雰囲気のある写真になりますよ。
あくまでも猫ちゃんの引き立て役として、小物の利用をするのもいいですよ。
飼い主さんの準備はこれでOK。
猫ちゃんに準備してもらうこと…?いえいえ、いつも通りのキミでいてくれるだけでOKです。
元気でわがままで、時々カメラ目線になってくれるキミがそこにいるだけで準備は完了ですよ。
できればリラックスモード、穏やかモードでいてくれると、写真を撮るほうにとっては助かります。
猫ちゃんからのお願い
写真を撮る前に…猫ちゃんからの大切なお願いです。
「フラッシュを使わないでほしいにゃ。」
あなたもご存知かと思いますが、フラッシュを使うと、猫ちゃんの目にとって良くないといわれています。
フラッシュを使うと、猫ちゃんの目の機能に影響を及ぼす恐れがありますから使用しないでくださいね。
じゃあ、光はどうすれば?
その答えはこれからお伝えしますね。
実際に猫ちゃんの写真を撮ってみよう♪
基礎編
フラッシュを使わないで猫ちゃんを撮るには?
室内で猫ちゃんの写真を撮るには、ある程度の明るさは必要です。
晴れた日の午前から夕方近くまでなら「自然光」で猫ちゃんの生き生きした表情を撮ることができるでしょう。
直射日光よりも、レースのカーテン越しといった間接的な光の方が、猫ちゃんの姿や表情、瞳の色もキレイに撮れますよ。
自然光は時間によって色が違うの?
朝と夕方では太陽の光が少し黄色がかった色に見えます。
そのような光の中での撮影は、穏やかなイメージの猫ちゃんを撮るのに向いているといえます。
お昼ごろの太陽の光はどちらかと言えば白に近い色、朝と夕方の光の色とは異なり自然のままの色で撮影できます。
猫ちゃんの動きのある写真を撮るならお昼ごろがおすすめです。
光はどちらから?
猫ちゃんの横側から光が当たるのが良いといわれています。
猫ちゃんの姿を立体的に見せてくれるのは、少し横からの光が猫ちゃんに当たるときですから、猫ちゃんのお顔や体のラインを生かした写真を撮るのに向いています。
構図は写真のキモ?スマホのカメラの便利機能を使ってみよう
写真がうまく撮れているかどうか、それは構図にかかっていると言ってもよいでしょう。
スマホで撮り慣れていらっしゃらない場合、スマホの画面に表示されるガイドラインを利用されると、バランスよく撮影できるようになります。
OSや端末により設定方法に異なる部分があるかもしれませんが、グリッド機能を有効にする方法をご紹介しましょう。
- Androidスマホの場合は、カメラ→右上→設定→写真→ガイド線→ON、これでガイド線を利用できるようになります。
- iPhoneの場合は、設定→カメラ→グリッドをON にすると撮影時にガイドラインが表示されるようになります。
グリッド機能が使えるように設定できたら、次はどのように使うか?ということですね。
いろいろなパターンがありますが「三分割」の方法が複数の要素をバランスよく整えられることから、よく利用されています。
三分割法は、画面を縦、横に3つに分割して、縦のラインと横のラインが交わる点(交点)に被写体を捉えて撮影する方法です。
交点となる1か所に猫ちゃんが入っている時だけでなく、画面の中央の位置で猫ちゃんを写したいときにも、ガイドラインが参考になるでしょう。
「ガイドラインの交点」を意識して撮ると、プロ並みの写真にグンと近づくかもしれません。
目線の高さがポイント?!
写真を撮るときの飼い主さんの目線の高さ、猫ちゃんの可愛さをそのままねらうなら、はずせないポイントです。
猫ちゃんの目線と飼い主さんの目線の高さがなるべく同じになるように、しゃがんだり匍匐前進(ほふくぜんしん)したり?(笑)時には腹ばいになって猫ちゃんに近づいてみましょう。
可愛い猫ちゃんが主役の写真ですから、飼い主さんも猫ちゃんになった気分で、印象に残る写真を撮ってあげてくださいね。
このように目線の高さを猫ちゃんの目線の高さに近づけると、おのずと目線は低くなりますね。
カメラ位置を低くして猫ちゃんを見上げるように写す方法で「ローアングル」と呼ばれます。
ローアングルという言葉、あなたもご存知でしょう。
ローアングルにすると、被写体である猫ちゃんを引き立て、背景も上手に取り入れやすいというメリットがあります。
ピントも大切だね
スマホのカメラには、便利な機能がたくさんありますね。
写真を撮るとき役だつグリッド以外にも自動でピント合わせしてくれる機能があります。
カメラモードで画面に写された猫ちゃんにタッチするだけで、ちゃんとピントが合い、さらに明るさも最適にしてくれます。
シャッターの前のピントタッチ!ぜひお試しくださいね。
ちょっぴり上級編??
背景が水平になっているか、水平でないか。
先にご紹介したグリッド機能を使い、画面に表示されるガイドラインを使えば、背景が水平かどうか、傾きが確認できます。
写真を撮るとき、背景が水平になっていることがポイントです。
撮影の基本とされているので、ここで押さえておきましょう。
実践編
基本となることをお伝えしてきましたが、ここからはもう少しレベルアップ(笑)
さっそく覚えたことを使って猫ちゃんを可愛く撮りましょう。
シャッターの音がこわい…
猫ちゃんは音に敏感です。
ことに突然の大きなシャッター音にはびっくりしてしまう子が多く、一度怖い思いをすると、猫ちゃんも学習して次回からカメラを持っただけで逃げてしまいかねません。
後述しますが、写真を撮るときは猫ちゃんに終始、声をかけてあげながら、安心して撮らせてくれるように配慮することが必要です。
はい!ポーズ
猫ちゃんにこんなポーズをしてもらいたいな、と思ってもそこはちょっと無理な話で、さすがに気まぐれだけあって、いつまでモデルさんをしてくれるかも不透明です。
ご機嫌が変わらないように、猫ちゃんの名前をやさしく呼び、楽しい雰囲気でシャッタ―チャンスを待ちましょう。
いよいよシャッターチャンスがきたら迷わず、最大限に生かしましょう。
「かわいいよ~○○ちゃん、うん、いいね♪そのままね」などカメラマン(飼い主さん)も楽しんで。
猫ちゃんがモデルの撮影会を、猫ちゃんとの楽しいひとときとなるようにしましょう。
応用編
猫ちゃんの可愛いところは全部、その中でも、とくにココがチャームポイントって、きっと飼い主さんならわかっていらっしゃるでしょう。
- 可愛いところをクローズアップするように撮ると、可愛さが全面に押し出されて写真を見る人にも猫ちゃんの可愛さが伝わりますね。
- まあるいお目目がキュンとなるほど可愛い猫ちゃんなら、少し上から猫ちゃんのお目目にピントを合わせて撮ると、可愛いさが引き立ちますよ。
- 被毛がゴージャス、キレイな猫ちゃんには、逆光を利用すると被毛の美しさが際立って見えるのでおすすめです。
猫ちゃんのチャームポイントが生かせるよう、目立たせたい部分の撮り方を工夫してみるといいですね。
手ブレを防ぐには?
スマホの写真が撮れるタイミング、ご存知ですか?
シャッターボタンにタッチしたときでしょうか?
写真が撮れるのはシャッターボタンにタッチした指を離したときなんですね。
シャッターボタンにタッチするときの衝撃で端末が動いて、ブレが生じると言われています。
シャッターボタンには「優しくタッチ、そっと指を離す」ことを意識すれば、手ブレを起こさなくなるでしょう。
まだある!使えるスマホのカメラの便利機能!
猫ちゃんは急に大きな音がすると、びっくりしてどこかに行ってしまうことってありますね。
写真を撮るときのシャッター音、これも猫ちゃんを驚かせるには十分な音量です。
そこで、ふだんから猫ちゃんの写真を撮る時、声をかけて安心させてあげながらシャッターを切る。
そんな積み重ねでシャッター音に慣れてもらうといいですね。
OSの種類とバージョンによって異なる部分があるかもしれませんが、スマホには他にもこんな機能があります。
ビデオで撮影しながら静止画も
iPhoneではカメラ→ビデオ→撮影開始とともに左下にも白いボタンが表示されます。
ビデオで動画の撮影をしながら静止画も同時に撮影が可能となります。
この方法を使うと、カメラのシャッター音をさせずに静止画が撮れるので、こわがりの猫ちゃんにはピッタリの方法でしょう。
Androidのスマホにも、カメラをビデオモードにして録画開始するとカメラのシャッターボタンが表示され、タッチしたタイミングの静止画が撮れるようになっています。
「あとからキャプチャー」というアプリを使うと、撮っておいた動画からベストショットを選ぶだけで、写真として残せます。
動画を利用するので、動きの多い猫ちゃんやワンちゃんの写真を撮るのに便利な方法ですね。
シャッターチャンスを逃さないためには、バーストモードもおすすめ!
iPhoneではシャッターボタンを長押しするとバーストモードが使えます。
撮った写真を表示して気に入った写真を選ぶだけです。
短時間で複数枚の写真が撮れるので、ピントが合わないなんてことも防げます。
またAndroidスマホでは、タイムシフト連写機能を使うと動く猫ちゃんのベストショットを撮るのに便利です。
スマホのカメラにない機能はアプリを使うことで、様々な可能性が広がります。
撮った写真に+αの効果
撮った写真の明るさや色合いを編集によって加工することができます。
スマホの「アルバム」「写真」で編集したい写真を表示して、明るさの調整やトリミング、傾きの補正などが行えます。
写真加工のアプリを使っても、手軽に写真の加工ができますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回はモデルを猫ちゃんにお願いして、可愛い猫ちゃんのそのままの可愛さが表現できる、写真の撮り方をご紹介しました。
まだまだ工夫できることや、スマホで使える便利な機能、カメラアプリや写真加工アプリは多数あります。
あなたのスマホで、ぜひ、可愛い猫ちゃんの写真を撮ってあげてくださいね。
可愛い子をより可愛く♪そんなとき、今回ご紹介したことがお役に立てればうれしいです。

桜京

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