猫を飼っていると目の前でお腹を見せることがあります。
体を仰け反らせてとても気持ち良さそう、見ているこっちも癒されますがこのポーズにはどんな意味があるのでしょうか?
信頼されているということなのでしょうか?
そこで猫がお腹を見せる理由について解説します。

猫ちゃんがお腹を見せる仕草をするのは、どんな意味があるのかニャ?
猫ちゃんのキモチを読み取ってみよう♪
猫の感情は仕草に現れる!
人間は音声による言葉で感情を表現しますが、猫の場合は感情を体を使って表現しています。
意図的に行われるというよりは、喜び、甘え、怒り、興奮、恐怖などそのときの感情が条件反射的に表れているのです。
これはボディランゲージと呼ばれ多くの動物が行う表現方法です。
猫のボディランゲージで特徴的な仕草と言えば威嚇するときに見せる、爪先立ちに背中を丸めて毛を逆立たせ高く上げるポーズです。
体を低くして口を開けて牙を見せて耳が伏せるようなポーズは恐怖を表しています。
威嚇するときは少しでも相手に自分が強い印象を与えるために体を大きく見せ、反対に恐怖を感じているときは体を小さく見せるのです。
威嚇や恐怖以外で、猫の特徴的なボディランゲージと言えば尻尾を使った仕草です。
猫が喜んでいるときは尻尾がピンと立っています。
猫を飼われている方であれば尻尾をピンと立てた近寄ってきて頭を擦り付けてくる光景を思い出すのではないでしょうか。

猫ちゃんはお喋りができない代わりに、全身を使って気持ちを表現しているニャ☆
意識して動かしているんじゃなく、反射で動いちゃうんだね!
猫がお腹を見せるのはなぜ?どんな気持ち?
睡眠中にお腹を見せるのは安心しているとき
では、お腹を見せるポーズにはどのような意味があるのでしょうか?
まず、寝ているときにお腹を見せるポーズについて解説します。
猫は寝ているときも感情が体に表れています。
体を丸めて寝るのは気温が15℃以下で寒いと感じたときです。
いつでも立ち上がれるように、足裏を床にしっかりつけて体を丸めているときは警戒を表しています。
同じ体を丸めた仕草でも足を横や上に向けているときは、警戒せず安心していることを表しています。
足を体の下に畳んだいわゆる香箱座りは安心しているけど少し寒いと感じているときです。
暖かくなると寝相も少しずつ崩れてきます。
体を丸めてお腹を見せているときは気温が18℃以上あり安心しているときです。
警戒心はほとんどありません。
体を伸ばしてお腹を丸出しにしたら気温が22℃以上で暑いとき、またはすっかり安心してリラックスしているときです。
野生の猫は滅多に見せない無防備な姿です。
周囲を警戒することなく安心して過ごすことができる快適な暮らしをしている飼い猫だからこそ見せるポーズなのです。
目の前でゴロンと寝っ転がってお腹を見せるときは遊んで欲しいサイン
猫を飼っていると目の前でドタっと寝っ転がってお腹を見せることがあります。
そのときにちょっと上目遣いにこちらを見ています。
これは「遊んで欲しい」または「構って欲しい」ということを表しています。
猫じゃらしなどで遊んであげるか、頭やお腹を撫でると喉を喜んで頭を擦り付けてきます。
このような仕草を見せるのは飼い主さんを母親のような存在だと認識しているからです。
遊んで欲しいということは甘えたいということでもありますから、たっぷり可愛がってあげてください。
撫でているときにお腹を見せるときはいい加減にしてというサイン
猫を撫でていると仰け反るようにお腹を見せることがあります。
もちろん安心しているからお腹を見せるのですが、この場合はちょっと違う意味が含まれています。
それは「いっぱい撫でたでしょ、もうそろそろ止めて」という拒否のサインです。
いくら大好きな飼い主さんでも長い時間撫でられたら「そろそろ終わりにして欲しい」と感じることもあります。
そんなときに体を反らして腹を出すことで、頭や背中から飼い主さんの手を遠ざけようとしているのです。
同じお腹を見せる仕草でもシチュエーションによって意味が全く異なるところが猫らしいですね。

お腹を出して無防備に寝ている猫ちゃんの姿は、飼い主さんも癒されちゃうよね♡
猫は人間を信頼しているわけではない!?
このように猫が目の前でお腹を出すのは安心しきっているからですが、かといって人間を信頼しているのかと言うとそれはちょっと違います。
人間は相手に対して絆や信頼を求めますが、猫は快適な環境があり母猫のように甘えられるから人に懐いています。
そもそもコミュニティの中で暮らす人間と単独で生活する猫では習性が違うため、私たちが信頼や絆を求める気持ちとはややズレがあると言えるでしょう。

飼い主さんの側で安心して眠れてお腹いっぱい食べられる‥これだけで猫ちゃんはとっても幸せなことなのかもしれないニャ☆
まとめ
猫は体を使って仕草によって感情を表現し、これをボディランゲージと呼びます。
一言で「お腹を見せる」と言っても、シチュエーションによって違った気持ちが現れています。
状況に合わせて猫の気持ちを読み取ってあげると、今よりもっと猫との絆が深まるかもしれませんね。

わんにゃんラボ編集部

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