猫ちゃんは好きだけどアレルギーなので飼えない‥とガッカリされている方もいらっしゃるでしょう。
でも猫アレルギーのある方に朗報です!
アレルギーの原因となるアレルゲンが少ない猫ちゃんたちがいるそうなんです。
今回はアレルゲンの少ない猫ちゃんたちをご紹介します。
どんな子が登場するでしょうね♪

アレルゲンが少ない猫だってー!?
それなら猫アレルギーの人でも猫ちゃんが飼えるかもしれないニャ♡
猫アレルギーはそもそも何が原因?
猫アレルギーではどのような症状が起こるのでしょうか。
経験のない方にもアレルギーについて理解を深めていただくためにご説明しますね。
ご存知のように、アレルギーの原因となる物質を「アレルゲン」と呼びますね。
猫アレルギーのアレルゲンは複数ありますが、その中でも主なアレルゲンとされているのは“Fel D1”と“Fel D4”という「糖たんぱく質」です。
猫アレルギーの方の約90%は、“Fel D1”という猫の脂腺から分泌される物質にアレルギー反応を示すといわれています。
また“Fel D4”は猫の唾液に含まれています。
猫は体を舐めて毛繕いをしますが、被毛が抜け落ちると“Fel D4”も一緒に猫ちゃんの体から落ち、空中に舞うことで人間にアレルギー症状を引き起こします。
主なアレルギー症状
- 目のかゆみ、涙、充血
- くしゃみ、鼻水、咳
- 喉がイガイガした感じ
- 皮膚の発赤(ほっせき)、かゆみ
- 胸が締め付けられるような息苦しさ
さらにアレルギー反応が強く出ると、ぜんそく発作が起きて呼吸困難になるケースもあります。
猫アレルギーは猫に直接ふれたりしなくても、同じ空間にいるだけで症状が起きてしまうことも多いので注意が必要です。

くしゃみや目のかゆみ‥花粉症の症状に似ているニャ!
人によって症状の重い軽いがあるので注意!
猫アレルギーの人にもおすすめ!アレルゲンの少ない猫
猫ちゃんを飼いたいけれど猫アレルギーだからと諦めていた方に朗報です♪
実は猫アレルギーを引き起こすアレルゲン物質が少ない猫ちゃんたちがいるのです。
それらの猫ちゃんたちは「ハイポアレジェニック・キャット(Hypoallergenic Cat)」と呼ばれていて「猫アレルギーの人でも飼える猫」といわれることもあります。
ハイポアレジェニック・キャット
ハイポアレジェニック・キャットと呼ばれる猫ちゃんたちに共通していることには、次のようなことがあげられます。
- 他の猫種に比較して、アレルゲンが産生される量が少ない。
- 抜け毛が少ない。
これら2つのことは、完全な否定ではないことに注目してくださいね。
「アレルゲンの産生量がゼロ」「抜け毛は全くない」という意味ではありません。
他の猫種と比較するとハイポアレジェニック・キャットはアレルゲンの産生量が少なめ、抜け毛も少なめという解釈になります。
しかし、そのように完全否定ではないけれども、猫アレルギーの方にとって猫ちゃんを飼うことができる可能性が高まる、という面からは朗報ですね。
どんな猫種が含まれるの?
- オリエンタルショートヘア
- コーニッシュレックス
- サイベリアン
- スフィンクス
- バリニーズ
- ベンガル
- ロシアンブルー
などです。
ご紹介した猫種を含めてハイポアレジェニック・キャットには12~13種、存在すると言われています。

ハイポアレジェニック・キャット‥聞きなれない言葉だニャ‥。
小さいお子さんがいる家庭でも人気の猫ちゃんだよ!
猫アレルギーの人が猫を飼う時に気をつけたいこと6つ
ハイポアレジェニック・キャットに含まれる猫種を飼うことにしたと仮定しましょう。
先にお伝えしたように、ハイポアレジェニック・キャットと言えどもアレルゲンの産生量がゼロではありませんね。
「アレルゲンを持っていない猫は存在しない」のですからアレルギーを起こす可能性も少なからずある、ということになります。
では猫アレルギーの方が猫を飼う時、どのようなことに注意すればよいでしょうか?
猫ちゃんと生活する環境を整えることが猫アレルギーの予防になります。
具体的にアレルゲンを低減させる方法をご紹介します。
1.HEPAフィルター
掃除機・空気清浄機にHEPAフィルターを使用すると効果があるようです。
2.アレルゲンの温床をなくす
アレルゲンの温床となる敷物、寝具、カーテンなど定期的に洗濯したり、場合によっては交換すると良いでしょう。
ぬいぐるみも様々なアレルゲンを含んでいる可能性が高いとされています。
3.床材の見直し
カーペットは目が細かくアレルゲンを溜め込みやすいので、クッションフロアやフローリングなどに替えるとアレルゲンの低減に役に立つでしょう。
猫ちゃんが足を痛めないようすべり止め加工を施してあげると良いでしょう。
4.手洗い
猫ちゃんに触った後、手を洗いましょう。
猫ちゃんは首やあごの下を撫でられると喜びますよね。
しかし首やあごの下にはアレルゲンが多いので、触れた手にはアレルゲンが付着することになるからです。
5.複数のアレルゲンを軽減
猫によるアレルゲンだけでなく花粉、ダニなど複数のアレルゲンが複合するとアレルギー症状が悪化する可能性があります。
猫ちゃんの放し飼いは他のアレルゲンを持ち込む可能性が高くなることから避けるほうが良いでしょう。
6.ブラッシング
猫ちゃんは毛繕いのときに舌で体を舐めます。
先にお伝えしたようにアレルゲンの付着した被毛が抜けることで、空気中にアレルゲンが漂うことになってしまいます。
こまめにブラッシングをすることで抜け毛を減らすようにしましょう。
ウールでできた衣類を身につけることを控える
ウールの衣類は目が細かくアレルゲンが吸着しやすいので、身につけることを控えるほうが良いでしょう。

掃除を徹底することが最大の防御ニャ!
抜け毛が少なくても、こまめなブラッシングと掃除を忘れずに☆
まとめ
いかがでしたか?
今回は猫アレルギーがあり猫ちゃんを飼うことが難しいかな、と思われている方に、アレルゲンの少ない猫ちゃんもいることをご紹介しました。
お伝えしたように「アレルゲンがゼロ、まったくアレルゲンがない」という猫ちゃんは残念ながら存在しません。
そのことを念頭に置いていただいた上で、ハイポアレジェニック・キャットの検討をされてはいかがでしょうか?
あなたの毎日が猫ちゃんを迎えることで彩り豊かになるといいですね。

わんにゃんラボ編集部

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