招き猫 由来

招き猫はご存知のように、猫ちゃんを模して陶器などで作られた置物ですね。
数ある動物の中から、昔の人はなぜ猫ちゃんをモデルに選んで置物を作ったのでしょうか?

身近にいたのが猫ちゃんだったから?
どうもそれだけが理由ではないようですよ。

今回は、猫ちゃんが福をもたらす縁起の良い動物と考えられた理由「招き猫」の由来などご紹介します。

ねこ ヤッター

さっそく福を呼んでくれる招き猫のヒミツに迫っちゃうニャ☆
これを読んだあなたにもラッキーが訪れるかも!?

猫が縁起物と言われている理由は?

猫 縁起物

まずは、猫が幸運や福をもたらしてくれる「縁起物」と言われるようになった背景をみていきましょう。

神の化身

猫は古代エジプトでは神様の化身と考えられる存在で、また農作物がネズミに荒らされたりしないよう守る役目を担っていました。
猫が農耕文化を発展させる上で重要な役割を果たしてきたことは、遺跡からの出土品などからもわかっています。

仏教経典を守る

後にヨーロッパやアジアの広い地域に猫は暮らすようになり、日本にやってきたのは奈良時代とされています。
この時代、5世紀前半には中国から仏教がもたらされるという大きな出来事がありました(仏教伝来)。

仏教伝来の際に中国から仏教経典や仏具、書籍などが船によって運ばれてきました。
船には経典などをかじるネズミもいましたから、大切な経典などを守るために猫も乗せられていました。

こうして猫は日本に上陸したと言われています。

農作物や蚕を守る

猫はそのしなやかさや優美な姿から、その昔、貴族に愛された存在でした。
猫は経典を守るだけでなく、穀物をはじめとする農作物や蚕をネズミによる被害から守るなど、まさに「守り神」と考えられ重宝されていました。

ねこ ポイント

日本だけじゃなく、世界のあらゆるところで猫ちゃんは愛され大切にされてきたニャ!

このように猫が大いに役立ったことから「猫を飼うと良いことが起きる」「猫は縁起がいい」と考えられるようになったと言われています。
また、庶民に猫を飼うことが流行った江戸時代には「猫が福を呼んでくれる」と人から人へと広がっていったようです。

招き猫の由来

招き猫 由来

縁起物の「縁起」は仏教の「因縁生起(いんねんしょうき)」という言葉を省略したもので、因縁によって全ての物事は生じ起こることを意味します。

この縁起を祝う品物を縁起物と呼びます。
江戸時代中期、一般の人々の間に縁起をかつぐ風習が広がり、現在のような招き猫が誕生することにつながったようです。
猫にまつわる言い伝えには様々なものがありますが、猫は福をもたらし商売繁盛をもたらしてくれると受け止められていました。

当然の流れで「招き猫」も縁起物と考えられるようになりました。
招き猫の作られた時期や場所については複数の説があり、さまざまないわれもありますが、時代をさかのぼって検証するには限界がありますね。

一般に現在のような招き猫が作られるようになったのは、江戸時代とされており、招き猫はどうやら江戸生まれという説が有力のようです。

招き猫の発祥はどこ?

豪徳寺

発祥とされている場所

  • 今戸焼説(東京都台東区)
  • 豪徳寺説(東京都世田谷区)
  • 自称院説(東京都新宿区)
  • 伏見稲荷説(京都市伏見区)

豪徳寺の言い伝え【その1】

ご紹介した説の中から、招き猫の発祥の地とされる「豪徳寺」についてご紹介しましょう。

江戸時代、彦根藩主・井伊直孝が鷹狩りの帰りに雷雨にあい困っていました。
雨宿りに豪徳寺の木の下にいたところ、三毛猫が直孝に手招きをしました。

その猫に近づいたところ、先ほどまで雨宿りしていた木に雷が落ち、間一髪のタイミングで命を落とさずにすみました。
直孝はこれを喜んでお寺に多くの寄進をしたということです。

豪徳寺の言い伝え【その2】

このお寺を発祥の地とする説を裏付けるものとして、他にも次のようなお話もあります。

彦根藩主・井伊直孝が鷹狩りからの帰り道、豪徳寺の前を通りかかった時のことです。
お寺の和尚さんが飼っている猫が、門前で直孝を手招きするような仕草をしていました。

直孝は猫に招かれるまま、お寺に立ち寄ることにしました。
しばらく休憩していると、雷雨が降り始めました。
雨で濡れずにすんだ直孝は、感謝の気持ちからお寺に寄進をし、井伊家の菩提寺としました。

豪徳寺は直孝の多額の寄進により、盛り返すことができました。
直孝を寺に招き、寺の復興ができたのは飼い猫のおかげと考えた和尚さんは、猫の死後お墓を建てて弔ったということです。

招き猫 豪徳寺

豪徳寺の境内には、後に招猫堂が建てられ招猫観音が祭られています。
お堂のそばには奉納された招き猫がスキマもないほどに並んでいます。

たくさんの招き猫が奉納されている豪徳寺にまつわるお話をご紹介しましたが、他にも民間信仰と結びついた説が多くあります。
どの説が正しいのかは明らかになっていませんが、招き猫は日本各地で生産されてきました。

招き猫の発祥は日本であり、今や招き猫は海外にまで広がりフランスやスペインでも製造されるようになりました。

招き猫は挙げている手によってご利益が違う?

どちらの手を挙げているか、両方の手を挙げているかによってご利益は違うといわれています。
招き猫が、右手を挙げているなら「お金を招く」、左手を挙げているなら「人(お客さん)を招く」と言われています。
また両手を挙げている招き猫は「幸運、福を招く」と言われています。

挙げた手の高さにも意味が込められているそうですよ、ご存知でしたか?
手の高さが高ければ「遠方の福を招く」、挙げた手の高さが低めだと「近くの福を招く」とされています。

猫 メモ

招き猫を見かけたら、挙げている手や高さなどを見てみると面白いニャ☆

招き猫のご利益って色でちがうの?

以前は地の色が白と黒のようにシンプルでしたが、最近の招き猫はカラフルですね。
風水ブームの影響でしょうか。

招き猫の色によってご利益が決められているようですよ。

色とご利益

・白→開運
・黒→魔除け
・赤→病封じ
・青→家内安全
・紫→長寿
・緑→学力向上
・金→金運
・桃→恋愛成就
ねこ ハート

色によってこんなにご利益がちがうんだね!
あなたは何色の招き猫を選ぶかニャ?

まとめ

いかがでしたか?
今回は猫ちゃんが縁起物と考えられていたこと、招き猫の由来などをご紹介してきました。

猫ちゃんは縁起のよい動物なんですね。
猫ちゃんの飼い主さん、ラッキーですね!

本当に猫ちゃんのことを知るほどに、目からウロコ状態になってしまいそうです。
幸運をもたらしてくれる猫ちゃんと、ラッキーな毎日をお過しくださいね。

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わんにゃんラボ編集部

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