ねこ 親子

猫ちゃんを家族に迎えたら、不妊手術をするかどうかが問題になります。
不妊手術は、オスの場合は去勢手術、メスの場合は避妊手術といいます。

愛猫の子猫を望むのかどうか、飼い主さんにとっても軽い気持ちで決められることではありませんね。
手術を受けるかどうかを決める前に、よく考えましょう。

不妊手術をすると決めた場合は、いつすればいいのでしょうか?
費用はどれくらいかかるのでしょうか?

今回は猫の不妊手術のメリットとデメリット、手術費用についても含めてお伝えしていきます。

ねこ ポイント

猫ちゃんの人生に関わる重要な問題だから、後悔がないようにじっくり考えて決断するニャ!

不妊手術のメリット・デメリット

ねこ エリザベス

どんなことにも、メリットもあれば、デメリットもあります。
猫ちゃんの不妊手術についても同じことが言えます。
まずメリットから、次にデメリットについて説明しますね。

去勢手術のメリット(オスの場合)

1.病気の予防ができる

手術により精巣を取り除くので、精巣腫瘍の予防が可能となり、前立腺疾患が発生する確率を下げることも期待できます。

2.オスの本能による攻撃的な行動の抑制ができる

猫は縄張り意識が強いという本能があります。
この本能による攻撃的な行動をおさえることができるので、穏やかな性格になると言われています。

またマーキングというスプレー行為などを改善することもできます。

避妊手術のメリット(メスの場合)

1.病気の予防ができる

乳腺腫瘍・子宮内膜炎などの病気を予防することができます。
手術により卵巣と一緒に子宮も取ることが多いので、卵胞嚢腫のような疾患だけでなく、子宮の病気も予防できます。

メスがかかる病気には命に関わる重篤なものも多いことから、そのような病気の予防ができるということで、獣医さんの多くは避妊手術を勧めるそうです。

2.発情期のストレスの軽減

手術により、発情期がなくなることから、性的なストレスが軽減することになります。
発情期に見られる行動の1つですが、独特の大きな声で鳴くこともありません。

3.望まない妊娠を避けることができる

手術をせず外に出したりすると、飼い主さんの知らないうちに猫が妊娠・出産してしまう可能性があります。
結果、子猫は殺処分にあう可能性も出てきます。

そのような、悲しいことを防ぐためにも、避妊手術をすることが勧められています。

去勢・避妊手術のデメリット

1.太りやすくなる

手術後、オス・メスともに、ホルモンの影響で太りやすくなるようです。
手術により性格が穏やかになったことで、運動量が減少して、太りやすくなるという考え方もあります。

太りやすくなるということを念頭において、手術を受けてからはそれまで食事により摂取していたカロリーを30%ほど抑えた方がよいでしょう。

去勢・避妊手術をした猫ちゃん用の低カロリー食などに切り替えるなど工夫をしてあげるといいですね。

2.繁殖能力がなくなる

不妊手術ですから、子猫が産まれることは不可能となります。
猫ちゃんの子猫を望むなら、手術をするという選択はありませんね。

繁殖を希望するかどうかを、よく考えてからにしてくださいね。

3.手術のリスク

去勢手術も避妊手術も、どちらも全身麻酔をかけての手術となるので、猫の体そのものにも負担がかかります。
特にメスの場合は、開腹手術をするため、体への負担は大きくなります。

全身麻酔をしての手術の後なので、大事をとって、点滴をしながら入院で術後の経過を観察してくれる病院も多いようです。

猫 メモ

良いことも悪いこともあるニャ!
でも、病気の予防ができるというのは猫ちゃんの健康を考えると大きなメリットと言えるよね☆

手術の時期やタイミング

猫 子猫

およそ生後7か月前後に最初の発情があると言われています。
手術は最初の発情の「前」にすませておくのが良いとされています。

メスの避妊手術のタイミングは生後4~7ヶ月、オスの去勢手術のタイミングは生後6~8ヶ月が良いといわれています。

体重については、2kg以上であることと基準をきめている動物病院が多いようです。
つまりある程度の体格であることが、手術を受ける時に重視されるのです。

もちろん、猫ちゃんの体調が良いときに受けることは言うまでもありません。
獣医さんと相談して、猫ちゃんにとって最適な時期を決めましょう。

去勢・避妊手術の費用

犬・猫 お金

お住いの自治体によっては、去勢・避妊手術の費用を一部、負担してもらえる制度があります。
動物病院によっては申請に必要な書類が用意されていることがあるので、たずねてみましょう。

また、不妊手術費用の助成対象を野良猫に限定している自治体もあるので、確認してくださいね。

ここでは、手術費用の目安をお伝えします。

  • オスの場合は、約1万円~2万円以上
  • メスの場合は、約2万円~4万円以上
猫 ヒラメキ

動物病院によって、また診療内容によって異なるニャ!
手術をうけると決めたら獣医さんに確認しておくと安心だね!

術後のケア

ねこ ぐったり

術後、数日間は傷口が開かないように激しい運動をさせないようにしましょう。

猫ちゃんも傷口を舐めて治そうという本能があります。
このため、傷口を舐めないようにエリザベスカラーをつけます。

エリザベスカラーは猫ちゃんにとっては、邪魔ですし、ストレスになってしまいます。
ご飯を食べなかったり、トイレに行かなくなることもあるようです。

そういうときは一時的にエリザベスカラーを外してあげましょう。
またエリザベスカラーを確実に装着することを忘れないようにしてくださいね。

そして、走り回ったりするような激しい運動は、縫ってある傷口を開かせかねません。
何かの拍子に傷口が開いた時は、すぐに動物病院に連れて行ってくださいね。

退院時に抗生物質や消炎剤などが処方されている場合は忘れずに。

ほとんどの場合、病院からお薬をもらいます。
しかし、抗生物質がもとで下痢をすることがあるので、便の状態も注意しましょう。

心のケアも忘れずに。

抗生物質のお薬が終わった後も下痢が続くことがあります。
これはストレスによって起きている症状と考えられます。
いつもと違う場所(動物病院)で、手術を受けたのですから、ストレスにならないわけがありませんよね。

こういうことからも、なるべくストレスのない環境づくりをしてあげましょう。
そして下痢の状態が長く続くようなら、獣医さんに診てもらってくださいね。

ねこ 寝る

術後はとにかく安静に!
飼い主さんは猫ちゃんの体調と精神面を気遣ってあげてほしいニャ☆

まとめ

去勢・避妊手術を受けるということは、人間側の都合と勝手な判断によって、猫の生殖能力を奪ってしまうことです。

道義的に問題がないとは言えませんが、不妊手術には、無計画に繁殖させた結果、何の罪もない可愛い子猫が捨てられたり殺処分されたりするのを未然に防ぐという理由もあります。

手術は猫ちゃんの体にも負担がかかりますが、猫ちゃんとの生活をよく考えた上で、去勢・避妊手術についてどうするのか、しっかりと考えて決めましょう。

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わんにゃんラボ編集部

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