ねこ ケンカ

どこからか聞こえてくる、フーッ!アォ―!みたいな猫の声に、ギョッとしたことがあります。
あれは猫同士が喧嘩している時の声なんですね。

穏やかそうな猫からは想像もできないような不気味な声に驚いたことがある人もいるかもしれません。
どうして猫同士、喧嘩するのでしょうか?

今回は、猫が喧嘩する理由やルールについて、お伝えしていきます。
もしかしたら、初耳のことがあるかもしれませんよ。

ねこ ポイント

猫ちゃんのケンカにはルールがあるって知ってたかニャ?
ケンカのルールと合わせてどんなことでケンカが起こるのかも解説しちゃうニャ!

そもそも猫はどうして喧嘩するの?

ねこ ケンカ

喧嘩と言っても、じゃれ合うような喧嘩から本気モードの喧嘩まで、程度は様々です。
そもそも猫が喧嘩するのは、どうしてでしょうか?

調べていくうちに、猫の喧嘩の理由は主に2つあることが分かりました。

理由の1つ目は、いわゆる縄張り争いです。
そして理由の2つ目はメス猫の奪い合いです。

なるほど‥。

ではもう少し、詳しくみていきましょう。

1.縄張り争い

ねこ 怒る
まず「縄張り」について簡単に説明しておきますね。
縄張りとは生きるために必要とするもの(食べ物・飲み水・寝る場所など)を確保するための空間を意味します。

この縄張りには2種類あります。

猫のプライベートスペースとも呼ぶべき大切な場所

猫だって、自分の大切な生活場所に他の猫が勝手に入ってきたら、そりゃ怒りますよね。
キレイ好きな猫のこと、いつも清潔にキープしておきたい場所です。

だから、安心して過ごすために、他の猫を撃退するのは分かる気がします。

生きるために獲物を捕獲したり食べ物を見つけるための場所

そして獲物を見つけに行く範囲は、飼い猫のように食べ物などに恵まれている場合は狭いようですが、その逆の場合は広くなると言われています。

外で暮らす猫たちの縄張りは、重なることが多いのです。
猫もむやみな争い事が好きなわけではないので、縄張りの中で他の猫と会わないように時間をずらして行動します。

賢明ですよね、争いを避けるために考えて行動できるのですから。
しかし、いつも他の猫と会わずにすむわけではありません。

飼い猫の縄張りは?

飼い猫の縄張りは、もちろん室内ですが、自由に外へも出かけていく場合、その広さは去勢しているかどうか、性別、体格などによっても異なるようです。

外出もする猫は、自分の縄張りに他の猫が入っていないか、変わったことがないかを日課のようにパトロールして回っているようですよ。
そしてマーキングをして、あらためて自分の縄張りであることを主張しておくのです。

でも外に暮らす猫と同じように、無用な喧嘩を避けるために他の猫に会っても視線を合わさないなどのルールを持っています。

猫 ヒラメキ

お外で暮らす猫ちゃんだけじゃなくて、お家で飼われている猫ちゃんにも縄張りはあるニャ☆

2.メス猫の奪い合い

ねこ カップル

発情期になると、オスはメスを求めて探します。
その時、同じメス猫を他のオス猫も狙っている場合、お互いに戦ってメス猫を奪い合うことがあります。

これは子孫を残そうという本能が働いての行動と言えます。

猫の喧嘩にはルールがある?

ねこ ケンカ

喧嘩が強い猫もいれば弱い猫もいます。
強さに差があれば怪我をしてしまいますから、そうならないように喧嘩にはルールのようなものがあるのです。

もし見知らぬ猫同士が出くわしてしまったら、「視線を合わさずに通り過ぎる」というのが暗黙のルールです。
うっかり目が合ってしまうと喧嘩になることがあるのです。

お互いに無用の争いはしたくない、という本心から視線を外すのです。
猫が目を合わせるのは、母猫や兄弟の猫、そして飼い主などに限られています。

猫には本能的に相手が強いか判別する能力があります。
「うわっ!やばい‥強そうなヤツだ‥勝てそうにないか‥」と思ったら目を合わさずその場でうずくまります。

そして、強そうな相手が、そこから去っていくのを、ひたすら丸まったままで待つのです。

しかし、できるだけ喧嘩は避けつつも、これだけは譲れないという場合は、お互いに決着をつけようと考えて喧嘩は始まります。

喧嘩は相手を傷つけるためにするのではなく、自分の生き残りをかけてするものということになります。
だから負けた相手を深追いせず“とどめ”をさすようなこともしません。

ねこ ドヤ顔

相手をムダに痛めつけるなんて小者がすることニャ!

猫の喧嘩はどんな感じ?

ねこ ケンカ

特にオス猫同士の喧嘩は、縄張り争いやメス猫の奪い合いが原因のことが多いのです。
ちょっと喧嘩の様子を再現してみましょう。

1.にらみ合い

なるべく喧嘩をしなくてすむように、にらみ合います。
弱い猫は視線を外して、その場をそっと去ります。

もう一方の猫は、逃げた猫を追うことはありません。

2.威嚇

どちらも譲らず一歩も引かない時は、お互いに毛を逆立て、より大きく見せようとします。
そして大きな声で威嚇を続けます。

どちらの猫も、相手が立ち去るのを待つのです。

3.歩み寄り

どちらの猫も、自分の体がさらに大きく見えるように、横腹を見せながら頭を傾け尻尾を振りながら、ゆっくりと歩み寄ります。

4.首への攻撃

耳をたおして、あの怒ったときに聞かれる「シャーッ!」などと言って相手の首めがけて飛びかかります。
猫パンチ・噛む・後ろ足でキック!激しい戦いを繰り広げます。

急に戦いを休み毛繕いを始める、また急に戦いを再開。
途中に毛繕いするのは、何とも不思議に見えるのですが、実は猫が喧嘩で興奮した気持ちを鎮めるためにするのです。

そして、お互いが相手の方が負けを認めるまで、攻撃を繰り返します。

どうなったら勝ち?

ねこ 勝ち 負け

相手に攻撃されても、うずくまって耳を後ろにくっつけて防御体勢をとると負けを認めたことになります。
そうなれば勝った方の猫はそれ以上攻撃せず視線を外します。

「負けを認めた方の猫は、その場をゆっくり立ち去るかうずくまる。勝った方の猫は負けを認めた猫への攻撃はせず目をそらす」

これが猫の喧嘩のルールなのです。

いったん喧嘩の勝ち負けが決まると、同じ猫同士で喧嘩になることはないと言われています。

メス猫同士の喧嘩

ここまでオス猫同士の喧嘩についてお伝えしてきましたが、メスの猫同士も喧嘩はします。
気の強いメスの猫が他のメスの猫に八つ当たりするようなこともあります。

やはり、猫にも気が強い・気が弱い、そして相性の良し悪しはあるからなのでしょう。

ただし、オス同士の喧嘩に比べると、その数は圧倒的に少ないと言われています。
それは、メスが喧嘩する主な理由が、どうやらオスの場合とは違うからかもしれません。

特に子育て中は、わが子の身の安全を守ろうとする本能から、子どもとの生活の場に侵入しようとするものがあれば、どんなに相手が強そうでも果敢に戦います。

ねこ ヤッター

大切な我が子を守るためなら、どんな強い相手でも立ち向かっていくニャ!

まとめ

いかがでしたか?
今回は猫の喧嘩についてお伝えしてきました。

普段は穏やかそうな顔をしている猫たちですが、喧嘩をすることはあります。
しかし、喧嘩には暗黙のルールとも言うべき“決まり”が存在します。

猫同士が出会ってしまった時は、お互いに目を合わさないようにするということですね。
猫には、相手の強さを判別する本能的な能力があります。

だから相手が強いと分かれば無駄な争いを避けようとします。
そして、喧嘩をして勝ち負けが決まれば“とどめ”をさすような真似をしません。

相手を傷つけることが目的ではなく、自分の生命をかけてのやむにやまれぬ喧嘩なので、負けた相手を最悪の状況に追い込むことはしないのです。

このような猫の喧嘩のルールに、一種の潔さすら覚えてしまいますね。

The following two tabs change content below.
わんにゃんラボ編集部

わんにゃんラボ編集部

ワンちゃん、猫ちゃんの飼い主さんの役に立つ情報を発信中! ぜひ参考にして下さいね。