ねこ ぐったり

愛猫にはいつまでも健康で長生きして欲しい、飼い主さんなら当然の願いですよね。
生まれつき体が丈夫で病気知らずの猫もいますが、多くの猫にとって病気と無縁というわけにはいきません。
若い頃は健康でも、歳をとると老化によって病気にかかりやすくなるからです。
また、外に出ている猫は思わぬ病気を貰ってくることもあります。
そんなときに飼い主さんに病気の知識がないと、どう対処していいのか分かりません。
そこで猫がかかりやすい病気はどんなものがあるのか症状や予防策についても解説します。

ねこ ポイント

猫がかかりやすい病気を知っていれば、予防や早期発見にも役立つニャ!
猫ちゃんのためにもしっかり覚えよう!

猫免疫不全ウイルス(猫エイズ)

猫エイズという呼び方で有名な病気で、猫免疫不全ウイルスによって発症します。
猫同士の喧嘩で出来た傷によって感染しますが、唾液による感染はしないため、毛づくろい程度ではほぼ感染しません。

感染してもすぐに死亡する病気ではありませんが、5年程度で発病して死に至る猫が多いと言われています。
ただし感染しても発病しなければ死亡することはなく、長生きする猫もいるようです。

主な症状

初期においては目立った症状はありませんが、免疫系に異常が発生するため、病気や怪我が治りにくくなったり、体重の減少、下痢、肺炎などを引き起こすことがあります。
口内炎や歯肉炎を併発することも多いため、唾液をダラダラ垂らしている猫はこの病気に感染している可能性があります。

予防策

有効なワクチンも薬もない病気です。
予防するためには感染している猫と接触しないように、完全室内飼いが望ましいでしょう。

猫白血病ウイルス感染症(FeLV)

猫も白血病になることがあるためこの名前がついています。

この病気に感染した猫は唾液の中にウイルスを含むため、猫同士の喧嘩などで出来たかみ傷や、毛づくろい、食器の共有などによって感染し、母親から胎児への感染することもあります。
感染しても全ての猫が発症するわけではなく、症状が出ない猫もいますが、感染した猫の多くは発症し、5年以内の死亡率は50~70%です。

主な症状

猫白血病ウイルスに感染することで発症する病気で、貧血、口内炎といった軽い症状から、免疫力が低下することで臓器に障害が出たり、腫瘍が見つかったり、腎臓病をになったり、流産したりと病気が進行すると重い症状を発症します。

予防策

混合ワクセン摂取で予防できる病気です。
1年に1回の予防接種をしておけば安心ですね。

猫汎白血球減少症(FPL)

猫パルボウイルス感染症、猫伝染性腸炎などとも呼ばれる感染症で、猫汎白血球減少症ウイルスによって発症します。

主な症状

感染後は2~12日程度の潜伏期間があり、発症すると嘔吐、下痢、食欲低下などの症状が引き起こされます。
充分な抵抗力のある成猫の場合は軽症か、症状が出ない場合も多い病気ですが、抵抗力が弱い子猫は重篤化しやすく、甘く見てはいけない病気です。

予防策

混合ワクチン接種で予防できます。

猫伝染性腹膜炎(FIP)

コロナウイルスが原因で起こる病気です。
感染しても発症することは稀ですが、一度、発症してしまうと致死率は99%とも言われ、とても怖い病気です。
この病気はいまた解明されておらず、感染経路も分かっていません。

主な症状

腹膜炎や腸炎などを引き起こします。
腹水や胸水が溜まる場合と、腎臓や肝臓にしこりが出来る場合があります。

予防策

ウイルス自体は多くの猫が保有していますが、どのような場合に発症するのかも分かっていないので予防が難しい病気です。
免疫力の低下を防ぐワクチン接種が有効なようです。

猫伝染性貧血(猫ヘモプラズマ感染症)

ヘモバルトネラ・フェリスという病原体の感染によって引き起こされる病気です。
猫同士の喧嘩や、ノミ、蚊などを介して感染する病気で、有効な治療を行わない場合の死亡率は30%と言われています。

主な症状

この病原体が赤血球に寄生することで、赤血球が破壊されて貧血を引き起こします。
貧血のほか、発熱、黄疸、低体温、歯茎が白くなるなどの症状が出ます。
猫白血病ウイルス感染症に罹っている猫は重篤化しやすいため要注意です。

猫 メモ

貧血のような症状を確認したら、早めに動物病院を受診するニャ!

慢性腎不全

猫の死亡率1位の病気で、高齢の猫に多く見られ、なかなか完治が難しい病気です。

主な症状

腎臓機能の低下によって、おしっこを正常に排泄することができなくなります。
これによって、貧血、嘔吐、体重の減少などの症状が引き起こされます。

時間を置かずに何度もトイレに行く、上手くおしっこが出来ない、そんなときはこの病気の可能性があります。

水を飲む量は多すぎないか、おしっこはちゃんと出来ているか、日々の観察で早期発見に繋げましょう。
末期になると治療が難しくなります。

黄色脂肪症(イエローファット)

マグロ、カツオ、イワシ、サバなどの青魚類ばかり食べている猫が罹りやすい病気です。

主な症状

脂肪が黄色くなり、脂肪組織に炎症を引き起こします。
太った猫に多い病気で、皮下脂肪にしこりが出来るため触ると痛がります。
ひどくなるとしこりが化膿します。

予防策

食事のバランスに気を配ることで予防できる病気です。
よほど偏った食事をしていない限りそうそう発症する病気ではないので、キャットフード中心の食事を与え、バランス良く栄養を摂らせましょう。

尿石症(尿路結石症)

腎臓や尿道の中に結石や結晶ができるのが特徴で、特にオス猫は症状が重くなりがちなので要注意です。

主な症状

結石や結晶ができてしまうと、膀胱や尿道が傷つけられ、放置すると尿毒症を引き起こします。
トイレに行く回数が増えたり、尿の出が悪く、トイレで痛そうにしている場合は、この病気の可能性があります。

予防策

あまり水を飲まない猫はこの病気に罹りやすいため、予防するためには常に水を飲める環境を用意し、毎日たっぷりと水分を補給させましょう。
マグネシウムなどのミネラルの摂り過ぎも良くありません。
煮干しなどを与えすぎないように、キャットフードの場合はパッケージに書かれているマグネシウム含有率を確認しましょう。

猫 ヒラメキ

尿石症を予防するためには、主食として与えるフードのマグネシウム含有率が1%以下が理想ニャ!

膀胱炎

膀胱内に細菌が増殖して炎症が起きる病気です。

主な症状

尿石症と併発することが多いため、トイレの回数が増えたり、尿の出が悪いなど、症状も似ています。

予防策

この病気もしっかりと水分補給することで予防が可能なので、猫がいつでも水をたっぷり飲める環境を用意しましょう。

毛玉症

毛づくろいのときに飲み込んだ抜け毛がお腹に溜まって、上手く排出できなくなる病気です。
猫はイネ科などの繊維質の草を食べることでお腹に溜まった毛を吐き出し、本能的にこの病気を予防しています。
しかし、完全室内飼いの猫は草を食べることができないため、毛玉が溜まりがちになってしまいます。

主な症状

長毛の猫ほど要注意で、この病気になると嘔吐を繰り返したり、食欲が低下してフードを食べなくなります。

予防策

この病気を予防するためには、定期的にブラッシングを行い抜け毛を取る、飲み込んだ毛を便として排出できるように、食物繊維を豊富に含んだ毛玉ケア機能がついたキャットフードを与えましょう。

歯周病

猫も歯周病になります。
歯の表面に細菌が繁殖することで毒素が作られ、歯茎や骨に炎症を引き起こします。

主な症状

歯垢がつきやすい柔らかい食事ばかり与えていると、そこから細菌が繁殖するため、食事に気をつけましょう。
歯垢や歯石が溜まると、口臭が強くなり、歯茎が赤く腫れたり出血することもあります。
進行すると歯が抜けてしまうため、早めの対応が必要です。

予防策

人間同様、猫も歯磨きをすることで歯周病の予防になります。
嫌がる場合は無理に歯磨きをする必要はありませんが、柔らかいものばかり食べさせないように注意しましょう。

※猫の歯磨きのやり方についてはコチラの記事で詳しく紹介していますので、よかったら参考にして下さいね。
【猫にも歯磨きは必要なの?正しい歯磨きの仕方やコツを紹介】

まとめ

猫はさまざまな病気に感染する可能性があります。
発症すると死に至る病気から、軽症で済む病気まであります。
ワクチンで予防できる病気もありますから、お家で飼っている猫もワクチン接種はしてあげて下さいね。

また、普段の食生活なども病気の予防につながります。
バランスの良い食事と十分な水分補給などを心がけるようにしましょう。

病気にならずに健康で過ごせたらいいのですが、病気にならない保証はありません。
普段から猫の様子をよく観察することは、病気の早期発見つながり進行を抑えることにもつながります。

猫に何か異常が見られた場合は、早めの受診を心がけて下さいね。

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わんにゃんラボ編集部

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