猫のヒゲは切っちゃダメ!

猫の外見上の大きな特徴の一つがピンと張った長いヒゲです。
猫の顔をよく見てみると分かりますが、複数の箇所にヒゲが生えています。

猫の顔をちょっと精悍に見せてくれるヒゲですが、もちろんただの飾りではありません。

昔から「猫のヒゲは切ってはいけない」とよく言われますが、それには理由があったのです。

そしてなんと!猫のヒゲを見るとそのときの感情も分かるのだとか。
そこで猫のヒゲの役割感情との関係について解説します。

ねこ ハテナ

猫ちゃんのおヒゲはどうして切っちゃいけないのかニャ?
猫のヒゲの秘密を暴いちゃうニャー♪

猫のヒゲにも種類があるって知ってた?

猫のヒゲの種類

ヒゲに種類があるのかと思われるかもしれませんが、人間のヒゲとは違い猫のヒゲは生えている箇所がいくつかあり5種類に分かれています。

眉上毛

顔の最も上から生えている触覚のようにも見えるヒゲです。
目の上から生えていて長さがあることからこの名前で呼ばれています。

頬骨毛

目の横下あたりに1本か2本生えているヒゲで、猫の顔をアップで見ないと確認できません。

上唇毛

私たちが一般的にイメージする猫のヒゲと言えば上唇毛です。
左右にそれぞれ12本ずつ生えています。

下唇毛

とても短いためよく見ないと確認できませんが、顎に生えている短いヒゲです。

口角毛

頬骨毛と同じく1本か2本しか生えていないため分かりにくいですが、上唇毛の上のほうにあります。

ねこ メガネ

よーく見てみると、口まわり以外にもおヒゲが生えているニャ!
それぞれのヒゲにちゃんと役割があるんだよ☆

猫のヒゲの4つの役割

ねこのヒゲ 役割

猫のヒゲはセンサーのような役割を果たしていて、正常に行動するためになくてはならない存在です。
では、猫のヒゲの役割を具体的に見ていきましょう。

1.平衡感覚を保ち障害物との接触を避ける

猫がまっすぐ歩けるのはヒゲがあるおかげです。
例えば猫一匹がかろうじて通れるような狭い隙間や狭い通路、このような場所でも猫は壁などの障害物にぶつかることなく通り抜けることができます。

それはヒゲがセンサーのような役目を果たし、正確に空間を認識して平衡感覚を保っているからです。
猫は自分が通れるか通れないかを「ヒゲが当たるか当たらないか」の感覚で判断しています。

もしヒゲがないと狭い空間を通り抜けられるかどうか判断できないため、慎重に進むか通るのを諦めざるを得なくなります。
頭上の障害物は眉上毛で、前方の障害物は上唇毛で、顎の下のほうの障害物は下唇毛で察知しています。

2.真っ黒な場所でも空間を認識できる

いくら猫が夜目が利くとは言っても光がなければ十分な視界を得ることはできません。
しかし、ヒゲがあるおかげで真っ暗で周囲が見えにくい状況であっても、つまづいたり障害物にぶつかることなく前に進むことができます。それはヒゲが空気の動きに反応して、周囲にある障害物を察知しているからです。

3.音や臭いを察知する

猫のヒゲは音や臭いを敏感に察知する能力も備わっています。
ヒゲがほんの少し触れただけで、アンテナのように風の向きや空気の動きから音や臭いの方向を知ることができます。

単独で狩りをして生きてきた猫にとっては獲物の場所を把握するためになくてもならない機能です。

4.獲物が生きているか死んでいるかを判断できる

猫のヒゲは触覚のような働きをしています。
狩猟動物である猫は獲物が生きているか死んでいるかを判断するためにヒゲを使っています。

現代の飼い猫はあまり狩りをしませんが、それでもスズメやネズミなどの動物を捕らえたときにヒゲで触れて生死を判断している姿を見かけることがあります。

猫 メモ

猫ちゃんのおヒゲにはこんなに重要な役割があったんだね!
ヒゲでこんなにたくさんのことができちゃうなんてスゴイニャ!

なぜ猫のヒゲは切っちゃダメなの?

猫のヒゲ 切ってはいけない理由

このように猫のヒゲは平衡感覚を保ち、障害物との接触を避けるために必要不可欠な存在です。

猫好きの方であれば猫のヒゲを切ろうなどと考えないでしょうが、子どもや何も知らない人がいたずらで猫のヒゲを切ってしまうことがたまにあるようです。

しかし、猫はヒゲがないと平衡感覚を失うため障害物がない空間でも全く歩くことが難しくなりますし、狭い場所や暗い場所を通ることができなくなります。
例え室内飼いの猫であっても家の中で戸口や戸の角、家具などにぶつかって怪我をするかもしれません。

また距離感がつかめなくなる為、エサや水の場所が分かりにくくなります。
ですから、絶対に猫のヒゲを切らないでください。

子どもが居る家庭の場合は「猫のヒゲを気ってはいけない」としっかり教えましょう。

ねこ ポイント

おふざけでも絶対に猫ちゃんのヒゲを切らないように!

猫のヒゲで感情を読み取ってみよう!

猫のヒゲ 感情

猫のヒゲは感情を表すとされています。
ヒゲを観察するだけでそのときどんな感情を抱いているのか、気を許して安心しているのか、警戒しているのか知ることができるためとっても便利です。

ではヒゲの何に注意して観察すれば良いのかと言うと「ヒゲの向き」です。
猫はヒゲの向きに感情が表れているのです。

下を向いたヒゲ

下向きのヒゲは猫がリラックスしていて、気を許していることを表しています。
警戒心を抱くことがなく安心しているからこそヒゲに力を込める必要がなく、その結果としてヒゲが下を向いているというわけです。

上を向いたヒゲ

上向きのヒゲは猫が喜んでいることを表しています。
尻尾が上向きのときは猫が喜んでいることを表していますがそれと似ています。

前を向いたヒゲ

前向きのヒゲは猫が警戒したり、興味を示していることを表しています。
これは自分の前方にあるものに反応しているからで、知らない人が近くに来たり、獲物となる生き物を発見したり、おもちゃなど遊ぶ物に反応したときに見ることができます。

後ろを向いたヒゲ

前を向いたヒゲとは逆にヒゲが頬に張り付いているかのように後ろ向きになっているときは恐怖を感じているときか、睡眠中や食事中です。
猫は恐怖を感じるとヒゲが後ろ側に引っ張られます。

喧嘩をしている猫を見かけたときはヒゲの方向に注目してみてください。
猫が敵に対して威嚇しているときはヒゲが後ろ側に引っ張られて、顔に張り付いているように見えます。

他にも食事中や睡眠中はヒゲが邪魔にならないように引っ込めています。
ヒゲが後ろ向きで頬に張り付いたような状態のときは日常生活でもよく見かけますので、興味のある方はよく観察してみましょう。

ねこ ヤッター

ぜひ猫ちゃんのヒゲを観察してみてね☆
新たな発見があるかもしれないニャ!

まとめ

「猫のヒゲは切ってはいけない」と言われているのにもきちんとした理由があるんですね。
猫の生活に支障が出る危険があるので、絶対にヒゲは切らないようにお願いします!

そして、ヒゲは感情も表しているなんてとても興味深いです。
もっと猫と仲良くなりたい人はぜひヒゲもチェックしてみてくださいね。

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わんにゃんラボ編集部

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