あの独特の鳴き声が猫ちゃんの声だと知った時、正直、びっくりしました(笑)
それが発情期の鳴き声だと分かると、何だかこちらまで切ない気持ちになってしまいます。
特に寒い時期に、外から聞こえてくると余計にそう思ってしまうのです。
あっちこっちから、赤ちゃんの激しい泣き声にも似ている声が聞こえてきたら、ちょっと怖い気もしますが(笑)
人によって感じ方はさまざまですが、猫ちゃんの恋の季節の鳴き声がうるさいと思う人もいるかもしれません。
そして猫ちゃんの飼い主さんの中にも、鳴き声に困っている方もいるかもしれませんね。
今回は猫の発情期の鳴き声の対処法について、一緒にみていきましょう。

発情期の猫ちゃんの鳴き声に悩んでいる人も多いニャ‥。
何かいい方法はないのかニャ?
そもそもどうして猫は発情すると鳴くの?
問題のポイントは、まさに「どうして発情すると猫ちゃんは鳴くのか?」ですね。
それはズバリ!「メス猫が“ここにいるよ”とオス猫に知らせるため」に大きな声で鳴くのです。
オス猫へのアピールだったのですね。
オス猫はメス猫の鳴き声に反応して、今度はメス猫に自分のいる場所を知らせるために鳴きます。
オス猫の場合、メスに対して鳴くことが同時に他のオス猫への牽制になっているそうですよ。

オスは「自分の彼女だから近づくな!」という感じなのかニャ?
ちゃんと意味があって鳴いているんだね!
猫の発情期の鳴き声‥対処法
発情は子孫を残すための本能なので、不妊手術を受けていない限り、発情期は訪れます。
発情期に見られる行動を、無理にやめさせようとすると、かえって攻撃的になるようです。
本能的なものだから、なんとかやり過ごすほかありません。
でも鳴き声やスプレー行為が毎日のように続くと、飼い主さんも大変ですよね。
そこで具体的な猫の発情期の鳴き声対処法をご紹介しましょう。
主に、次の3つのことが対処法として考えられます。
- 去勢・避妊手術(不妊手術)
- 運動させる
- 甘えてきても構わない
では、もう少し詳しくみていくことにしましょう。
1.去勢・避妊手術(不妊手術)
愛猫の子猫を望むのかを十分に考えた上で、不妊手術を受けることを選択した場合、最初の発情期を迎える前に手術を受けるのが一般的です。
最初の発情はおよそ生後7か月前後にあると言われています。
参考までに、手術を受けるタイミングは次のとおりです。
- メス猫は生後4~7ヶ月
- オス猫は生後6~8ヶ月
が目安になります。
もちろん、獣医さんとよく相談するのも大切ですね。
猫の体調なども考えて決めるようにしましょう。
手術することで、発情する時期はなくなります。
生殖系の病気予防になることは猫にとってメリットと言えます。
また発情期に交尾をさせないことは、猫にとって大きなストレスとなりますが、このような事態を避けることもできます。
そして、大きな声で鳴くこともなくなるので、ご近所への迷惑を心配する飼い主さんにとってはメリットと言えそうですね。
ただし、手術は猫の体に負担がかかるなどのリスクもあり、また子猫を望めなくなるなどデメリットもあるので慎重に考えて十分に理解した上で決めましょう。
手術を受ける前に最初の発情期がきてしまった場合、あるいは不妊手術を受けない場合には、次のような対策が考えられます。
2.運動させる
発情期に困るのが、夜鳴きですね。
飼い主さんも睡眠不足になりそうですし、ご近所にも迷惑がかかると思うと心配になってしまいます。
夜中にずっと鳴かれるようなら、昼間にたっぷり運動させて疲れさせるという方法がオススメです。
いつもより遊ぶ時間をふやして、オモチャで遊んであげましょう。
3.甘えてきても構わない
発情期になると、メス猫はいつもより甘えん坊になります。
飼い主さんとしては、ツンデレ傾向の猫ちゃんが甘えてくれると、うれしいですよね(笑)
でも、かと言って、可愛い可愛いと撫でていると、それがもとでさらに発情がヒートアップすることがあります。
できるだけ、そーっとしておくのがベストです。
他にもこんな対策が‥
スプレー行為がおさまらないとき
猫がスプレーする場所に前もって撥水シートを貼る、ペットシーツを置くなどすると、掃除の手間が少しは省けます。
ご近所さんに猫を飼っていることを伝えておく
発情したメス猫の鳴き声は、まるで赤ちゃんの泣き声にも似ています。
最近よく問題になるような、子どもの虐待を疑われては大変です。
ご近所さんに、猫を飼っていて発情期には大きな鳴き声で迷惑をかけることを事前に伝えておくと、誤解されずにすみますよ。
ご近所付き合いがあまりない場合も、窓から猫ちゃんが外を見る様子などが見えるようにしておくだけでも、外を通る人に猫ちゃんがいる家だと分かってもらえるでしょう。
去勢・避妊手術してる猫は鳴かない?
不妊手術を受けた猫ちゃんには発情期がありません。
だからメス猫の場合、発情期に聞かれる、あの独特な声で鳴くこともありません。
オス猫の場合は、性格が穏やかになり、マーキングによるスプレー行為も改善されます。
このように、発情はなくなりますが、手術自体、猫ちゃんの体に大きな負担がかかるので、受けるかどうかは、よく考えてから結論をだしましょう。

避妊・去勢手術をするのが一番効果的な対処法と言えるニャ☆
でも、猫ちゃんの将来や体のことをちゃんと考えて手術するようにしてね!
まとめ
愛猫がある日、発情期に突入!
赤ちゃんが激しく泣くような大きな声にビックリしたという飼い主さんもいるかもしれませんね。
発情は猫ちゃんの本能なので、それを根本的になくすには不妊手術という対処法もあることをお伝えしました。
他にも、発情期の鳴き声の対処法として、猫ちゃんを運動させて疲れさせ、夜間は寝てもらうことなども紹介しました。
愛猫が子猫を産んでくれるのを望んで手術を受けない場合は、発情期を迎えた猫ちゃんが、やがて新しい命を授かったら、どうか大切に子猫ちゃんを育ててあげてくださいね。

わんにゃんラボ編集部

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