気になる猫の抜け毛、その中でも特定の箇所の毛が抜けてしまい10円ハゲのようなものが出来てしまうと要注意です。
猫の毛が抜ける原因は生え変わりなどの自然なものから、体調不良や病気、そしてストレスなどさまざまです。
自然に脱毛する場合、普通は全身の毛がバランス良く抜けます。
特定の箇所だけ抜けるのは何らかの異常がある場合です。
そこで猫の体に10円ハゲが出来る原因と対処法について解説します。

猫ちゃんにポッカリできてしまった10円ハゲ‥。
飼い主さんがしてあげるべき対応を調べてみたニャ!
猫に10円ハゲが‥考えられる原因は?
1.毛づくろい
特定の箇所の毛が抜けて10円くらいの大きさのハゲが出来てしまう場合に最も考えられるのが、異常な毛づくろいです。
理由は簡単です。
猫が同じ場所ばかり執拗に毛づくろいすることで、被毛がダメージを受けて抜けてしまうのです。
舌を体に押し付けるようにして舐めることで、ちょうど10円玉くらいの大きさのハゲが出来てしまいます。
もちろん毛づくろいの仕方によっては、出来るハゲの大きさも変わってきます。
とはいえ舌で舐めるので形は円形です。
ではなぜ異常な毛づくろいを行うのかと言うと、原因はストレスにあります。
猫は転位行動といって毛づくろいを行うことで気持ちを落ち着かせています。
何度も繰り返し同じ場所ばかり舐めているということは、耐えず強いストレスに晒されていることを示しています。
この場合は毛が抜けてハゲが出来ることよりも、ストレスによる心身への影響のほうが心配です。
猫の様子をよく観察して、同じ箇所を執拗に毛づくろいしていないか、毛づくろいにかける時間が異常に長くないかチェックしましょう。
2.皮膚糸状菌症
もし10円ハゲが顔の周辺や足に出来ている場合は、カビによって引き起こされる皮膚糸状菌症の可能性があります。
丸く小さなハゲが出来るのが特徴で、毛が抜けた部分が赤くなったり、フケが出たり、軽度のかゆみが生じることもあります。
長毛の猫は罹りやすく、人間にも感染する場合もあるため注意が必要です。
もしこの病気が疑われる場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
健康な猫であれば自然に治ることがありますが、長毛猫は短毛猫よりも時間がかかる傾向にあります。
治療法としては塗り薬による外用治療と、抗真菌薬による全身治療があります。

10円ハゲの原因は、毛づくろいと皮膚糸状菌症の2つが考えられるニャ!
どちらが原因か見極めて対処してあげる必要があるよ!
猫に10円ハゲが出来た時の対処法、予防法
ストレスを溜めないことが大切
異常な毛づくろいによる脱毛を防ぐためには、とにかくストレスを溜めない生活をさせることが第一です。
よその猫が自分の縄張りに入ってきたり、猫同士の喧嘩で負けたり、折り合いの悪い猫との同居など猫同士の関係がストレスになることがあります。
この場合は完全室内飼いをすることで外の猫との接触を断つ、同居猫同士の不仲は、寝る場所やトイレ、食事の場所をしばらく別々にすることで対処しましょう。
ほかにも見知らぬ来客があったり新しい家族が出来るとストレスが溜まります。
さらに猫は環境の変化に弱いため、引越しや留守番、病院が強いストレスになることがあります。
環境の変化に早く慣れてもらうために、自分の臭いがついた布やベッドを近くに置きましょう。
他にも臆病な猫の場合は掃除機や車の音、近所で工事をしている音、子どもの声などの環境音を怖がります。
この場合は隠れられる場所を用意しましょう。
皮膚糸状菌症の予防法
とにかく猫が過ごす部屋を清潔にすることで皮膚糸状菌症を予防することができます。
小まめに掃除機をかけましょう。
カビは湿気を好むため、空気清浄機や除湿機などで湿度が高くならないように管理し、必要に応じて換気を行ってください。
また塩素系漂白剤を薄めたもので消毒するとカビを殺菌することができます。
ただし、猫が舐めないように注意が必要です。
消毒方法については動物病院で相談しましょう。
それでも猫の体にカビがつくことがあります。
気になる場合は定期的にシャンプーを行うことでカビを落とすことができます。

皮膚糸状菌症の場合は、悪化しないうちに早めに病院へ連れて行ってあげるニャ!
生活環境の改善で予防も忘れずに☆
まとめ
猫の体に10円ハゲが出来る原因として主に考えられるのは、ストレスを原因とした異常な毛づくろいと、カビによって引き起こされる皮膚糸状菌症です。
猫の様子をよく観察して、同じ箇所を執拗に毛づくろいしていないか、毛づくろいにかける時間が異常に長くないかチェックしましょう。
異常な毛づくろいによって10円ハゲが出来た場合は、ストレスを溜めない生活をさせることで予防することができます。
皮膚糸状菌症を予防するためには猫が過ごす部屋を清潔にし、小まめに掃除機をかけ、空気掃除機などで湿度が高くならないように管理する必要があります。
猫に体にカビがついていないか気になる場合は定期的にシャンプーを行ってカビを落としましょう。
猫ちゃんのストレスがもたらす病気は‥?
猫ちゃんの毛づくろいについて知ろう!

わんにゃんラボ編集部

最新記事 by わんにゃんラボ編集部 (全て見る)
- 猫ちゃん用サプリメント「kokona-ここな」の口コミを徹底調査しました! - 2018年6月27日
- 愛犬の出産に備えて準備したい物をまとめました!これがあれば安心♪ - 2018年6月11日
- 犬用の可愛いレインコートおすすめ7選!雨の日のお散歩を楽しく乗り切ろう♪ - 2018年6月4日