猫 血尿 膀胱炎

猫が1日に何回、オシッコをするかご存知ですか?
実は1~4回程度と言われています。
少ない印象がありますが、もし、猫ちゃんのオシッコが赤かったら‥?

今回は猫ちゃんの血尿と膀胱炎などについてお伝えします。

ねこ しまった・・

猫ちゃんのオシッコに血が混じっていたらすごく心配になっちゃうニャ‥。
膀胱炎ってどんな症状があるのか見てみよう!

猫の膀胱炎の原因は?

猫 膀胱炎 原因

膀胱炎は猫ちゃんがかかりやすい病気の1つだということを聞かれたことはありますか?
猫ちゃんには泌尿器系の病気が多いようですが、その中でも膀胱炎はかかりやすい病気の上位に入るといわれています。

猫ちゃんの膀胱炎は、何が原因で起こるのでしょうか?

特発性膀胱炎(とくはつせいぼうこうえん)

若い猫に多い膀胱炎で原因は特定されていませんが「ストレス」が原因の1つではないかとみる考え方があります。

ご存知のように、猫ちゃんはストレスを感じやすく少しの変化にも過敏に反応してしまいます。
入院や引っ越し、ペットホテルや動物病院、それに騒音などもストレスになってしまいます。

ストレスによる反応で過剰に働く交感神経により膀胱が刺激され、オシッコが出にくくなってしまうことがあります。

トイレが汚れたままになっていたり、落ち着いた場所で用を足せないなど「トイレ環境」も膀胱炎を引き起こす原因になっているのではないかといわれています。

細菌性膀胱炎

主に尿道から侵入した「細菌」による感染で発症する膀胱炎を細菌性膀胱炎と呼びます。
身体には細菌感染が起こらないように働くバリア機能があります。

しかし何らかの原因によってバリア機能がうまく働かず低下していると、細菌に感染してしまうことがあります。

膀胱結石

膀胱炎の主な原因として「結石」もあげられます。
食事によりオシッコが酸性やアルカリ性にかたよりすぎていると形成されやすくなると言われています。

結石にまでは至っていない砂状の物質「結晶」があります。
結晶も結石といっしょに膀胱や尿管の粘膜を傷つけ炎症を起こす原因となります。

寒い時期には猫ちゃんは水を飲む量が少なくなりますが、肥満傾向のある猫ちゃんは動くのが億劫になり水を飲まなくなることがあります。

トイレに行くことも面倒がってオシッコを我慢するうちにオシッコが濃くなり、膀胱内に結晶や結石ができてしまい、膀胱や尿管を傷つけることになってしまいます。

猫が膀胱炎になるとこんな症状が‥

ねこ ポイント

猫ちゃんのオシッコの状態やトイレの様子をチェックしてみよう!

  • トイレに頻繁に行く
  • オシッコがなかなか出ずに時間がかかる
  • オシッコの量が少ない
  • オシッコの色が濃い
  • オシッコをすると痛みを伴うので辛そうに見える
  • お腹をさわると痛がる
  • トイレ以外の場所でオシッコをする
  • 元気がなくグッタリしている
  • 食欲低下
  • 発熱
  • 血尿
  • オシッコから「鉄」のようなニオイがする
  • オシッコがにごっている

上記のような様子が見られたら、膀胱炎の可能性があるといえます。
初期症状は頻尿ですが、しだいに膀胱や尿管から出血、血尿が出るようになってしまいます。

猫ちゃんに血尿があるかどうかは、オシッコをした後のトイレをチェックするとわかることがあります。
もし血尿が出ていれば、猫砂が濡れている時ティッシュペーパーで触れると赤やピンクになることがあります。

また鉄のようなニオイがすれば、血尿が出ている可能性もあります。
細菌に感染している場合は、オシッコが白濁することもあります。

膀胱炎は、若い猫からシニア期の猫まで年齢にかかわらず起こる可能性があります。
原因としては特発性膀胱炎が半分以上を占めており、細菌性膀胱炎は少ないと言われています。

シニア期で甲状腺機能亢進症糖尿病慢性腎不全など他に持病がある猫ちゃんの場合、細菌感染が原因となる膀胱炎になることが多いので要注意です。

猫ちゃんのオシッコの変化は目視で確認できることもありますから、ふだんから健康管理としてチェックするようにしましょう。

膀胱炎は病院に連れて行かないといけないの?

猫 膀胱炎 病院

血尿が出ていても、ふだんと変わらず元気で食欲もあり、オシッコもしっかり出ている状態なら、猫ちゃんの様子で気になることをメモして、かかりつけの獣医さんの診察を受け指示を仰ぐようにしましょう。

適切な治療を受けずにいると、膀胱炎の症状が長引いたり、あるいは細菌が腎臓に入り腎盂腎炎(じんうじんえん)になる場合があります。

膀胱炎はどんな治療をするの?

オシッコをするときに痛みがあるので早めに治療を受けることが必要です。
膀胱炎の基本的な治療は投薬で、原因により抗生剤消炎剤止血剤など処方されます。

膀胱に結石ができているなら療法食を与えることになりますが、結石が非常に大きいなど場合によっては外科的治療がされることもあります。

膀胱炎は再発しやすいので完治させることが重要です。

血尿は他の病気の可能性もあるので注意!

猫 血尿 病気

血尿は膀胱炎だけの症状ではありません。
緊急を要する場合がありますから、次のような様子が見られたら要注意です。

  • 元気がなく、食欲が低下している
  • おう吐や腹痛(お腹のあたりを触ると痛がる)
  • オシッコが出ているかわからない(尿道閉塞)

これらの様子が見られるなら血尿は緊急に受診することを促すサインと考え、早急に病院に連れて行きましょう。

尿道閉塞

全くオシッコが出ない状態や少量の血尿が漏れ出てくる状態が見られるのが尿道閉塞です。
オスに比較的多く、症状は膀胱炎に似ていますが、元気がなく腹痛やおう吐などの症状が重なることが多い傾向があります。

自己判断せず、疑わしいと感じたら早急に動物病院で診てもらいましょう。

血色素尿

血尿と区別することが難しいのが「血色素尿」です。
赤血球が壊される溶血が原因ですが、膀胱炎との違いは血色素尿の場合、膀胱に異常がなく頻尿やオシッコが少量にはならないことです。

血色素尿の原因となる溶血をまねく病気には「免疫介在性溶血性貧血」「たまねぎ中毒」「ヘモプラズマ感染症」などがあります。
血色素尿の疑いがあれば、緊急に受診しましょう。

ねこ 腹痛

猫ちゃんに血尿が見られたら、膀胱炎以外の病気の可能性もあるニャ!
なるべく早めに病院に連れて行ってあげて!

膀胱炎の予防法は?

猫 膀胱炎 予防

猫ちゃんの「ストレスを軽減」させてあげることが重要です。
ご存知のように猫ちゃんはストレスに対して強いとは言えませんよね。

考えうるストレスの原因を解消してあげるようにしましょう。
「トイレ」の設置場所落ち着いて用を足せる環境トイレをいつもきれいにしてあげることも大切ですね。

予防のためには「水」をしっかり飲んでもらう工夫も必要でしょう。
新鮮なお水を複数の場所において、こまめに取り替えてあげるといいですよ。

冬期は寒さ対策も大切ですね。
トイレが寒い所に置かれていると猫ちゃんはオシッコを我慢してしまうことが考えられるので、なるべく温かい場所に置いてあげましょう。

まとめ

いかがでしたか?
今回は猫ちゃんの血尿と膀胱炎などについてお伝えしてきました。

たかがオシッコなどと軽く見るわけにはいかないですね。
膀胱炎は再発しやすいと言われていますから、きちんと完治するまで治療を受けさせてあげましょう。

血尿は膀胱炎で見られる症状の1つですが、他の病気のサインであることもお伝えしました。
血尿をみたら、きっと驚かれると思いますが、猫ちゃんの様子を観察して獣医さんの診察を受けるとき、伝えられるようにしましょう。

膀胱炎の予防法などもお役に立てていただけると幸いです。

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わんにゃんラボ編集部

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